クリニックを経営するにあたって忘れてはいけないのは、常に黒字化を目指すという姿勢です。
したがって、今回は少し経営に行き詰っているクリニックが、黒字化を実現するためにやるべきことについて解説します。
もし、まだ実践していないことがあれば、ぜひ取り入れてください。
目次
クリニックが黒字化を実現するためにやるべきこと①日報の作成
医療事務スタッフが日報を作成し、クリニックに関するあらゆる情報を記録しているクリニックがあります。
これにより、もし院長が不在の場合でも、その日のクリニックの状況を把握できますし、売上に変化が見られた場合、その日報を参考にすることで、理由を分析できます。
また、そうすることで、問題点などを洗い出して改善できるため、必然的にクリニックの黒字化に繋がるというわけです。
ちなみに、日報に記録すべき情報には、担当医師名、出勤スタッフ数と氏名、天候、その日の患者数、その日の売上、新規患者と再来患者の割合などが挙げられます。
クリニックが黒字化を実現するためにやるべきこと②スタッフ全員参加のミーティング
クリニックが黒字化を実現するためには、スタッフ全員参加のミーティングも行うべきです。
全員参加であるため、もし実施する場合、その日は1日休診日とします。
したがって、実施する頻度を多くする必要はなく、月1回実施するのが理想的でしょう。
このような全員参加のミーティングをすることで、クリニックの黒字化に繋がるスキルの習得、意識向上、さらにはスタッフの教育にも繋がります。
クリニックが黒字化を実現するためにやるべきこと③待合室、設備における工夫
黒字化に成功しているクリニックは、待合室や設備においてさまざまな工夫がされているケースが多いです。
具体的には、以下のような工夫です。
・加湿器やアロマが設置されている
・テレビで診療内容、環境ビデオを流している
・掲示版に予防医療の情報が掲示されている
・掲示版に周辺駐車場の案内図が掲示されている
・入口に手すりが設置されている
・トイレがバリアフリー仕様になっている
細かいことではありますが、このような患者の立場になって行う工夫は、クリニックの黒字化に少なからず影響してくるでしょう。
まとめ
ここまで、クリニックが黒字化を実現するためにやるべきことについて解説しました。
勘違いしていただきたくないのは、今回解説したことを実践したからといって、すぐクリニックの黒字化に繋がるわけではないということです。
本当にクリニックの黒字化を目指すのであれば、今回解説したことを実践し、効果が出てきているかどうかを確認しながら、適宜改善するところは改善するべきでしょう。
