美容クリニックは、整形手術やレーザー脱毛などの“美容医療”を専門に扱うクリニックです。
では、そんな美容クリニックでは、どれくらいの広告費をかければいいのでしょうか?
今回は、美容クリニックにおける広告費の相場について解説しますので、興味がある方はぜひご覧ください。
目次
全業界の広告費の相場について
美容クリニックにおける広告費の相場について解説する前に、まずはすべての業界における広告費の相場について解説しましょう。
全業界の広告費の相場は、年間売り上げの5~10%の金額となっています。
つまり、年間売り上げが1億円の企業や店舗であれば、500~1,000万円の広告費をかけるのがベストということになります。
ちなみに、ここで言う“全業界”には、外食・飲食店関連、医療・健康関連、不動産関連、教育関連の企業や店舗などが含まれています。
美容クリニックにおける広告費の相場について
冒頭でも触れたように、美容クリニックは美容医療を専門に扱うクリニックです。
ただ、一般のエステサロンなどで行われるような、美容医療ではない美容サービスも併せて提供しているところもあるため、美容クリニックは医療・健康関連の業種でもあり、サービス業でもあると言えるでしょう。
ちなみに、医療・健康関連の業種における広告費の相場は、年間売り上げの5~10%、サービス業における広告費の相場は、年間売り上げの15~20%程度と言われています。
つまり、美容クリニックにおける広告費の相場は、これらのちょうど中間にあたる、年間売り上げの10~15%程度だと言えます。
毎月同じ広告費をかければいいわけではない
美容クリニックの広告費の相場は、年間売り上げの10~15%程度ですが、毎月同じ広告費をかければいいというわけではありません。
例えば、美容クリニックにおける代表的な美容医療であるレーザー脱毛は、肌の露出が多くなる夏の時期に需要が増えます。
そのため、美容クリニックは、夏前頃からレーザー脱毛の宣伝広告に力を入れる必要があります。
そうなると、その時期の広告費は少し高くなりますよね。
このように、広告費をかけなければいけない時期、抑えられる時期を考慮して、年間売り上げの10~15%程度に納めなければいけないのです。
まとめ
ここまで、美容クリニックにおける広告費の相場を中心に解説してきましたが、いかがでしたか?
美容クリニックは、他の業種と比べて、比較的広告費がかかりやすい業種だと言えます。
なぜなら、顧客のイメージが消費に直結しやすいためです。
そのため、美容クリニックを開業するのであれば、広告費を必要以上に抑えないことをおすすめします。