オンライン診療専用のシステムを選ぶ際に、重視すべきポイントは何でしょうか。
多くの人が気にしているのは、やはり、導入コストですよね。
しかし、単純にコスト面だけで推進してはいけません。
患者さんは、また違った視点を持っていることもあるのです。
今回は、オンライン診療の費用面に関するお話です。
目次
オンライン診療の導入費用の疑問~費用が高いと信頼できるの?~
何事においても、価格が高いと品質が良いと思ってしまいますよね。
この考え方からすると、オンライン診療の導入費用においても、ある程度の価格があった方が良いと考えるでしょう。
ですが、このことは一概に正しいとは言えません。
コロナが始まる以前から導入していたクリニックの中には、それなりの利用料を支払っていることがあります。
ですが、これはサービス面で納得しているからの理由だけではありません。
実は、後から新規参入企業のシステムが続々と登場したために、簡単に設定価格を下げることができなくなってしまっている背景があるのです。
最近普及しているシステムを見ていると、導入費用が低価格だったり、無料で利用できたりすることをメインに紹介していますよね。
昔からサービスを提供していた企業の立場から考えると、サービス内容とのバランスから変更がしにくい事情が関係していると言えるでしょう。
そのため、費用が高いから安心・信頼できるとは言い難いのです。
オンライン診療の費用設定で出来高制が選択できる場合
ところで、オンライン診療の費用設定を確認すると、月額制等、多様な形で利用料金の支払いができますよね。
その中に、出来高制で支払いをする方法もあるでしょう。
オンライン診療を利用する場合、月額費用の支払いを出来高制にしないとあるメリットがあります。
それは、患者さんから現金徴収の形でお金を回収できるということです。
オンライン診療の場合、システムの設定によっては現金払いに対応しておらず、患者さんからクレジットカード等で支払いをしてもらう場合がありますよね。
対応できるツールを持っている患者さんならば問題ありませんが、患者さんの中にはカード払いに対応できない人もいるでしょう。
クリニックの患者さんの年齢層によっては、現代的な支払いが難しいこともありますので、支払い方法に注目して選ぶことも大切になります。
上記のようなニーズがある場合は、出来高制で利用料金を支払わない形にして下さい。
まとめ
サービス内容で選びがちなオンライン診療のシステムですが、このように、費用面から選ぶこともできます。
それは、月々毎にかかる金額だったり、利用料金の支払い方法だったりと多岐に渡るでしょう。
何より、高い利用料金=品質の良いサービスだとは限りません。
利用するサービス内容は現在、料金設定に関わらず各社で充実していますから、内容面で判断するようにして下さい。