クリニックの広告手段の一つとして、看板を設置している事があります。
そこで、「大きな広告を出したから安心」と思っていませんか?
実は、安心してそのままにしてしまう開業医が多いのですが、これはあまり良い状況ではありません。
なぜ、いけないのでしょうか?
今回は、クリニックの広告費の見直しに必要な視点を解説します。
目次
クリニックの看板にかけている広告費を知っているか?
1つ目のポイントは、クリニックの看板広告にかけている広告費の割合を、常に把握しているかどうかです。
開業前後に関しては、お金の流れを把握するために、しっかりと確認することがほとんどです。
しかし、開業後軌道に乗り、数年経った時、同じように把握してると言えますか?
案外、中途半端に確認していることが多いですから、常に確認できているとは言い切れません。
その結果、広告費を無駄遣いしてしまっている事例があるのです。
せっかく経営が軌道に乗っていても、これでは意味がありません。
そのため、広告費の見直しの基本的なポイントとして、開業年数が何年であれ、まずはかかっている費用を確認するのが大切なのです。
クリニックの看板広告が適切かどうか?~広告費の妥当性を検証する~
2つ目のポイントは、クリニックの看板の設置場所や内容、広告費の妥当性を見直すことです。
例えば、開業当時は良い場所だと思って看板を設置したとしても、数年経つと状況が変わってきます。
そうなると、広告効果が半減することも出てきます。
そのまま放置は集患状況の改善をするにあたっても、一番避けれなければなりません。
ですので、複数の視点から看板の有効性を考え直す必要があるのです。
一番簡単な方法は、開業医自らが看板まで足を運び、患者視点から内容を確認できるか、効果があるかをチェックすることです。
長年開業していると、どうしても「患者視点」が抜け落ちてしまいます。
経営状況によっては、一度初心に戻ってみて下さい。
看板からクリニックまでのルートを辿ると、なぜ集患に繋がらないのか理由が分かります。
もしかすると、場所は良くても必要な情報が足りていないかもしれません。
ここから状況を改善するための「気づき」を、発見することができるのです。
何より、その気づきは広告費が適正であるかどうかにも関係してきます。
広告費も安くありませんから、意味のある形で支払えるようにするべきです。
無意味な看板かどうか、一度確認してみて下さい。
まとめ
今回は、クリニック看板の広告費の見直しに必要なポイントを解説しました。
大事なのは、常に広告費の割合を把握していること、そして、看板が適正な形で設置されていることです。
いくらお金をかけていても、集患に繋がらない看板を出し続けては意味がありません。
経営が落ち着いてきた時こそ、看板にかけている広告費が妥当かどうかを確認してみて下さい。