医院の開業では、いかに多くの患者を集められるかがポイントです。その後の経営状態にも大きく関わってきますので、効果的な方法でうまくPRしていかなければならないでしょう。そこで今回は、集患に役立つ方法をご紹介します。
目次
集患には手間かコストをかけるしかない
集患方法には大きくわけて2つあります。それは「手間をかける方法」と「コストをかける方法」です。チラシを配り歩けば手間がかかり、広告をたくさん打てばコストがかかります。手間もコストもかからない集患方法は存在しませんので、どちらかあるいは両方の方法を採用していくことになります。ただ、開業直後は知名度をあげるためにコストをかけてたくさんの広告を出したり、広告看板を出すほうがよいかもしれません。短期で成果が出る可能性が高いためです。このように、局面に応じたチョイスも必要になってきます。
求人も広告になる
スタートダッシュで多くの広告を出すことは重要ですが、すべてが開業のお知らせでなくてもかまいません。たとえば、求人広告も素敵な施設のイメージを伝えられますし、理念やモットーなども盛り込むことができます。もちろん、目的は良い人材の確保なのですが、広告効果もあることを念頭におくとよいでしょう。
また、開業時に広告を出すのなら折込みのチラシよりも、ポスティングをオススメします。最近は新聞を取らない方も多く、見込み顧客を得るチャンスはポスティングのほうが多いのです。
地域のつながりも重要
「手間をかける方法」の代表となるのが、地域のつながりです。保健師や薬剤師、介護職員の方と知り合い、よい関係を構築しておくことで何かの折に紹介してもらえる可能性が高まります。一度に多くの方にアピールできる、イベントや講演も効果的です。継続していくことでブランディングにもつながります。学校だけでなく、地域のサークルでも十分効果があります。イベントを行っていればミニコミ誌や会報のような媒体に掲載されるチャンスも生まれます。信頼性があり、地域の人々が読んでいる媒体に載る効果は思いのほか高く、知名度だけでなく信頼感のアップにもつながっていきます。親族・知人へのPR活動も、集患の方法として重宝します。職員が一丸となった積極的な取り組みが望まれます。
最後に
インターネットの発達によって、ウェブやSNSでの集患も重要になっています。しかし、まだまだアナログな手法が効果を発揮するのも事実です。まずは地域に根付いた医院を目指してみてください。