開業医を継ぐのは良い判断?知っておきたい注意点!


勤務医としての働きから離れ、開業医として生活を送るのは本当にいいものなのでしょうか。実は開業医の後を継ぐというのは必ずしもいいものとは限らず、時に後をついだ結果大きな負担になってしまうこともあるので注意が必要です。しっかりと開業医の後を継ぐための注意点に目を向けてみましょう。

目次

1開業医を継ぐのは必ずしも良いものではない

開業医は一般の勤務医よりも確かに給料は良いことがあるのですが、実は後を継ぐとなった時には思わぬ負担を強いられることがあるので注意が必要です。開業しているクリニックを継ぐ時には自分が希望したようなクリニックではなく、親族の方の育てたいクリニックに土台が固まってしまっていることが往々にしてあり、実は後を継いだ結果方針が全く異なり、かえってて経営に失敗してしまうことがあるのです。この他にも、実は後を継ぐ前にいくつか注意したいポイントがあるのでしっかりと自分で納得がいくまで判断をしてから後を継ぐのが良いでしょう。

2継ぐ時に注意したいのは経営状況

開業後のクリニックの方針に特に問題がなく、自分で納得のいくクリニックだと判断した後に注意したいのはまず経営状況です。収支決算の状態がどれだけ黒字になっているのか、黒字になっていたとしても、銀行からの借入額がどれだけあるのかによってその後の経営の内容がガラッと変わってきます。

特に銀行からの融資金額が大きい場合には融資の返済に充てるために必要勤務が増えていることが多く、自分が想定している以上に働く必要がある場合も出てきますし、何よりもこれから新しく融資を受けてクリニックの経営を動かすという経営の流動性が妨げられてしまいます。

しっかりと経営状況を確認してから後を継ぐのを忘れないようにすることが非常に重要なのです。

3立地の変化にも注意しよう

今あるクリニックの立地も非常に重要な着眼点です。その土地の人口構成やその土地に根ざしている公共交通機関の変化は非常に重要で、今後新たに電車が開通する予定があるのか、最寄駅の交通機関に変わる新たな交通機関がクリニックから離れた場所に通らないかなど立地条件の変化に敏感になっておくことが非常に重要です。後を継いだ後に立地条件が大きく変わってしまうと経営が傾くきっかけになってしまいます。

後を継ぐというのは決して簡単に判断して良いものではありません。クリニックの環境・状態に注意を払い、後を継ぐべきかしっかりと判断しましょう。


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