開業するというのは非常に苦労が多いものに聞こえるかもしれません。開業するには資金も必要ですし、何よりも経営についての知識や経験も求められ、開業をして生計を立てていくというのはなかなかハードルが高いものに聞こえてしまうかもしれません。開業医はどのような点で苦労をするのか、一度じっくりと考えて見ましょう。
目次
１開業医の苦労は経営にあり
開業で一番みなさんが直面する苦労が経営の苦労です。経営するにあたり、様々な財務諸表の考え方や、人件費の捉え方、経営効率の見直しのやり方など多くのノウハウが必要になります。
経営をするやり方というのは経営を続けていく間に徐々にわかっていくものですが、はじめの間は非常に多くのトラブルに見舞われるものです。しっかりと経営する心構えや知識を身につけてから経営に乗り出したほうが対応がスムーズにできます。勤務医として働いているのであれば外部病院のアルバイトなどの経験をしっかりと活かして経営に必要なノウハウを理解しておきましょう。
２資金の使い方で苦労は緩和できる
経営に際して多くのトラブルが起こることだと思いますが、このようなトラブルの大半は元々の資金の分量によって、その受け止め方が変わってきます。ある程度多くの資金を保有しているのであれば経営上のトラブルにも適切に対処できますし、何らかの問題が起こっても対応できるだけのスタッフを雇用することができます。このため、資金の分量を見極めながら経営を行うことが必要です。クリニック全体でどれだけの資産を保有し、正味運転資金をどのくらい確保するのかによって、経営の状態が変わります。全体の資金のうち、正味運転資金がどれだけかかるのか、また、経営が軌道に乗った後にはどれだけ投資に回せるのかをしっかりと理解しておきましょう。
３開業するときはサポート企業を活用しよう
開業を考える時には経営のサポート企業を活用すると非常にスムーズに経営を進めることができます。開業サポート企業は経営の補助能力が非常に高く、開業資金のサポートや機器のリースなど様々な点で開業を補佐してくれるので、これから開業をしようと考えるドクターにとって非常に大きな味方になる存在です。経営の駆け出しの時にはサポート企業から経営の補助を受けることができますし、場合によっては経営コンサルタントの紹介なども受けられます。これからクリニックの開業を始めようと考えている場合には一度利用を検討してみましょう。
