眼科のクリニックを開業する場合、クリニックの設計において意識しなければいけない点が多くあります。
したがって今回は、眼科を開業するのであれば事前に知っておくべき“適切な設計”について解説します。
適切な設計をした上で開業すれば、開業後順調に集患することができるでしょう。
目次
眼科を開業するなら知っておくべき適切な設計①レイアウトについて
眼科のクリニックでは、新しい医療機器を導入することを見越して、クリニック内の電源配線やLAN配線などのレイアウトをできるだけ変更しやすい状態にしておきましょう。
具体的には、システムフロアを併用して壁面にメンテナンス用点検口を取り付けるなどの工夫が必要です。
ただ眼科には、目が不自由な方や高齢者の方も多く訪れます。
したがって、上記のような設計をする場合でも、段差またはスロープを安易に使用しないことを意識しましょう。
眼科を開業するなら知っておくべき適切な設計②アメニティについて
先ほど、眼科は高齢者の方が多く訪れるという話をしました。
ただ眼科には、小さな子どもなども比較的多く訪れるため、クリニック内ではさまざまな層に対応したアメニティを提供しなければいけません。
例えば、トイレを車椅子の方が利用できるものにしたり、化粧室内にベビーシートなどの備品を設置したりするべきでしょう。
またクリニック内に設置される案内板については、目が不自由な方、または眼帯を装着している方などに配慮して、大きくて見やすいものにする必要があります。
眼科を開業するなら知っておくべき適切な設計③手術室について
手術を行う眼科であれば、手術室の設計も適切に行わなければいけません。
1日にどれくらいの手術をこなせるのかを予測し、その数に応じて、手術室だけでなくリカバリールーム、待合室の規模を決定します。
また感染症を防ぐため、手術室をクリーンな状態にするのはもちろんのこと、メンテナンスが比較的容易にできるような工夫を凝らす必要もあります。
また手術室は、医師1人でも手術がしやすい環境を整える必要があるため、単に設備を充実させればいいというわけではありません。
まとめ
眼科を開業するなら知っておくべき、“適切な設計”について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
上記の適切な設計を施してから開業すれば、患者が不満を抱く可能性は低くなり、必然的に効果的な集患に繋がります。
もちろん、設計はコストと相談しながら進めていくことになりますが、効果的な開業後の集患を考えるのであれば、必要なものは積極的に取り入れていきましょう。