実現すべき平均患者数、そして集患におけるポイントは、クリニックの診療科目によって異なります。
したがって今回は、整形外科が実現すべき平均患者数、そして集患のポイントにスポットを当てたいと思います。
ぜひ参考にしていただき、理想の整形外科の経営に活かしてください。
目次
整形外科の平均患者数について
クリニック全体が実現すべき平均患者数は、1日40人程度だと言われています。
それに対し整形外科が実現すべき平均患者数は、規模の小さいクリニックも1日80～100人程度、全体では100～130人程度とされています。
つまり整形外科は、数ある診療科目の中でも、非常に実現すべき平均患者数が多い診療科目だということになります。
したがって、整形外科の経営を安定させるためには、まず1日100～130人の平均患者数を実現することを目的にしましょう。
ちなみに、リハビリに注力している規模の大きい整形外科の中には、1日200人以上の平均患者数を達成しているところもあります。
整形外科における集患のポイントについて
整形外科が平均患者数をクリアするためには、必ず集患のポイントを押さえておく必要があります。
整形外科は診療単価が非常に低いため、少しでも集患できる体制を整えておかなければ、なかなか利益を上げることはできません。
ただ1人の院長で、1日100～130人を診察するのは困難だと言えます。
そこで鍵になるのが、やはりリハビリ関連のサービスを充実させることです。
先ほども少し触れたように、リハビリに注力することで、1日200人以上の平均患者数を実現している整形外科もあります。
したがって整形外科の院長は、理学療法士を採用するなどして、他の整形外科にはない付加価値を付けられるように工夫しましょう。
“他とは違う”ということをアピールするのも大切
整形外科が集患を成功させるためには、クリニックに付加価値を付けるだけでなく、“他の整形外科クリニックとは違う”ということを、しっかりアピールすることも大切です。
具体的には、ウェブサイトやパンフレットの作成、看板での宣伝広告などが挙げられます。
どれだけ魅力的なサービスが整っていても、その存在を知られることがなければ意味がありません。
まとめ
整形外科の平均患者数、そして集患のポイントについて解説しましたが、いかがだったでしょうか？
リハビリ関連のサービスに注力するか否かは、整形外科の患者数に大きな影響を及ぼします。
したがって、たとえすぐに充実させることができない場合でも、将来的には整形外科に付加価値が付けられるように、適切なプランニングをしなければいけません。
