開業医にとって、現役のときに引退後の資産を形成しておくことは非常に大切です。
では、開業医は、資産形成によってどれくらいの金額を蓄えれば良いのでしょうか？
また、どれくらいの期間で資産形成を行うべきなのでしょうか？
併せて解説しますので、開業医の方はぜひ参考にしてください。
目次
開業医が資産形成によって目指すべき金額は？
開業医は、引退した後、どのような生活を送るのかを想定し、資産形成によって蓄えるべき大まかな金額を決定します。
ちなみに、開業医が資産形成によって蓄えるべき金額は、“現役時の年収の約60%”程度だと言われています。
また、引退後に資産形成で得るべき月収の目安としては、60歳までに月50万円を目指しましょう。
つまり、60歳で引退することを考えて、それまでに月50万円、年600万円の不労収入を得られるようになっておくべきだということです。
また、もう少し若い年齢での引退を考えている場合は、目指すべき月収の金額をもう少し高く設定します。
開業医の資産形成はどれくらいの期間で行うべき？
ある程度、資産形成によって蓄える金額を設定できたら、次は資産形成に費やす期間を設定します。
当然ながら、開業医の資産形成は、長く行えば行うほど良いとされています。
例えば、年間3%ほどの利益を生み出す投資商品を10年間運用すれば、単純計算で30%の利益を得ることができます。
ただ、開業医の資産形成における適切な期間は、資産形成のスタートが遅れるほど設定しにくくなるため、注意が必要です。
例えば、50代に突入した開業医が、55歳で引退しようと考えているにも関わらず、まったく資産形成をスタートさせていないとします。
この場合、資産形成ができる期間はかなり限られているため、適切な期間を設定するのは難しいでしょう。
また、時間が限られている分、ある程度リスクのある投資商品を選んだり、場合によっては引退の時期を先延ばしにしたりしなければいけないことも考えられます。
したがって、開業医が適切な資産形成の期間を設定するためには、30～40代から資産形成を始めましょう。
その方が、リスクが比較的低い投資商品を運用することにも繋がりやすいです。
まとめ
ここまで、開業医の資産形成において目指すべき金額、そして期間について解説しましたが、いかがだったでしょうか？
開業医の中には、ただなんとなく資産形成をし、特に目標金額や期間を定めていないという方もいるでしょう。
ただ、そのスタイルだと、引退後の生活が苦しくなったり、引退のタイミングが思いの外遅れたりすることも考えられるため、目標金額と期間は明確にしておきましょう。
