医師として診療や治療を行うには、医師免許を取得する必要があります。
今回は、そんな医師免許を最短年齢で取得する際の流れについて、具体的に解説したいと思います。
もし、今回解説する流れ通りに事が進めば、最短で24歳には医師免許を取得することができます。
目次
医師免許を最短年齢で取得する際の流れ①医学部に入学する
医師免許を最短年齢で取得するには、まず高校卒業後、18歳で国立大学、公立大学、あるいは私立大学の医学部に入学する必要があります。
ちなみに医学部は6年制のため、ここで6年間、医学に関する勉強をみっちり行います。
ただ、医学部の大学はどこも合格率が低いため、現役合格を達成することは、決して簡単ではありません。
医師免許を最短年齢で取得する際の流れ②医師国家試験を受ける
6年制の医学部において、無事に教育課程を修了することで、初めて医師国家試験の受験資格を得ることができます。
医師国家試験とは、医師免許を取得するための国家試験のことを言い、毎年2月中旬頃に実施されています。
すでに合格できるだけの知識を備えていると見なされた方だけが受験できるため、それほど難易度は高くないと思われがちですが、必ずしも試験内容が容易であるわけではありません。
また、年に1回しか実施されない試験のため、もしその年の試験に落ちてしまうと、医師免許を最短年齢で取得することはできなくなってしまいます。
医師免許を最短年齢で取得する際の流れ③医師国家試験に合格する
無事医師国家試験に一発合格すると、医師免許を最短年齢の24歳で取得することができます。
ただ、医師免許を取得しただけでは、まだ一人前の医師とは認められません。
ここから、大学病院や公立・私立病院、クリニックなど、さまざまな医療機関に就職し、2年間の臨床研修をこなした後、ようやく一人前の医師としての一歩を歩み出すことができます。
そのため、医師免許を取得できる最短年齢は24歳ですが、正式に医師として働き始めることができる最短年齢は26歳となるため、その点は覚えておきましょう。
ちなみに、医師免許取得後は、通っていた大学の病院、あるいは関連機関が最初の就職先となるケースが多いです。
まとめ
ここまで、医師免許を最短年齢で取得する際の流れについて解説しました。
医師国家試験合格はもちろん、医学部入学のハードルも非常に高いため、医師免許を最短年齢で取得できる方は、ほんの一握りです。
ただ、早く一人前の医師になることができれば、今後のプランも立てやすくなるため、最短ルートを目指す気持ちは大切だと言えます。
