幼い頃から医師を目指しているという方は、誰もが最短での医師免許取得を目指すでしょう。
では、医師免許を最短で取得することには、一体どのような利点と欠点があるのでしょうか？
これから医学部に入学しようとする方など、医師を志す方はぜひ参考にしてください。
目次
医師免許を最短で取得することの利点とは？
医師免許は、6年制の医学部における課程を修了し、医師国家試験に合格すれば取得できます。
そのため、医師免許は、最短24歳で取得できるということになります。
では、24歳で医師免許を取得することには、一体どのような利点があるのでしょうか？
医師免許は、最短24歳で取得できるという話をしましたが、医師として働き始めるには、その後2年間の研修を受けなければいけません。
また、一人前の医師として認められるのは、早くても医師免許取得から10年経過した34歳前後だと言われています。
ただ、医師免許を最短の24歳で取得すれば、研修終了後、たとえ週に半日の診療アルバイトであっても、生計を立てられる可能性はあります。
つまり、医師免許を早く取得すればするほど、早く医師としての稼ぎで生活できるということです。
もちろん、医師免許を最短で取得し、若いうちから医療の現場に立つことで、医師としてのキャリアアップも比較的早くなるでしょう。
医師免許を最短で取得することの欠点とは？
医師免許を最短で取得することの欠点には、“視野が狭くなりやすい”ということが挙げられます。
これは、医師免許を最短で取得することの欠点と言うよりかは、“医師免許の最短取得を目指すことの欠点”ですね。
つまり、医師免許を24歳で取得することだけを考え、医学部で勉強をしていると、医師以外のキャリアや人生観を聞いたり、医学以外を学ぶ機会が減ったりしてしまうということです。
もちろん、医師以外の職業に就くつもりがないという方ならいいのですが、自身のキャリアにおける選択肢を知り、そこから何を選択するのかを決めることも、大学に通うことの大きな意義だと言えます。
もちろん、医学を学んだからといって、必ずしも医師にならなければいけないわけではありません。
まとめ
ここまで、医師免許を最短で取得することの利点、欠点について解説してきましたが、いかがだったでしょうか？
早く医師として一人前になり、クリニック開業などを目指している方は、早めに医師免許を取得するに越したことはありません。
ただ、医学部に入学した後、研究医や公務員など、さまざまな選択肢を模索したいという方は、焦って最短での免許取得を目指す必要はないと言えます
