医療法人にはできないさまざまな業務を行うことができる、MS法人ことメディカルサービス法人。
そんなメディカルサービス法人における業務としては、不動産賃貸業務や医療機器のリース業務、派遣業務などが挙げられますが、今回は新たなメディカルサービス法人の活用法を提案したいと思います。
目次
メディカルサービス法人の新たな活用法①ホームページの企画、製作、運営、管理業務
医療法人にとってホームページは、なくてはならない集患ツールの1つです。
そのため、メディカルサービス法人に企画、製作、運営、管理といった、ホームページの関連業務全般を委託するというのは、とても効率的なメディカルサービス法人の活用法と言えます。
ちなみに、メディカルサービス法人にホームページの関連業務全般を委託する場合の委託料は、5ページにつき20~30万円程度が妥当だと言われています。
また、より多くの方に閲覧してもらうために必要なSEO対策も合わせて委託する場合は、同程度のページ数でも、さらに数万円委託料を上乗せして構いません。
メディカルサービス法人の新たな活用法②託児業務
メディカルサービス法人には、託児業務を委託することもできます。
クリニックに託児所を構えることで、子ども連れの患者でも快適に診察、治療ができますし、それで患者の満足度がアップすれば、固定患者の獲得にも繋がります。
また、同じくクリニックで展開する業務をメディカルサービス法人に委託するケースとしては、食堂、カフェ、売店経営などの委託が挙げられます。
メディカルサービス法人の新たな活用法③清掃業務
医療法人における清掃業務を、メディカルサービス法人に委託するというケースです。
一般の業者に依頼する場合に倣うのであれば、清掃内容にもよりますが、床面積あたり○○円あるいは清掃作業員1名につき1時間あたり○○円という形で委託するのがポピュラーです。
ちなみに、床清掃の場合は、㎡あたり150~300円、清掃員1名1時間あたり1,500~2,000円くらいが相場ではないでしょうか。
ただ、メディカルサービス法人に清掃業務を委託する場合は、メディカルサービス法人に実際に清掃業務を行う職員がいる必要があります。
まとめ
ここまで、メディカルサービス法人の新たな活用法をいくつか提案してきましたが、いかがでしたか?
今回提案した活用法は、メディカルサービス法人を設立したばかりの医療法人では、比較的実践されていない場合が多いため、ぜひ実践することをおすすめします。
また、もちろん委託の際には、税務否認されないように、取引内容の正当性を意識するようにしましょう。