皮膚科の診療分野の1つに、“美容皮膚科”というものがあります。
これは、皆さんが知っている一般的な皮膚科とは大きく異なるものです。
今回は、美容皮膚科という診療分野が一体どのようなものなのかを解説し、それと同時に、美容皮膚科の開業医における年収はどれくらいなのかについても解説したいと思います。
目次
“美容皮膚科”の概要
皆さんが知っている一般的な皮膚科は、保険が適用される“皮膚疾患”への対処的な治療を施す診療分野です。
外用薬、内服薬で疾患を治癒させることが優先されますが、保険枠の中では処方される薬が限られているため、一般的な皮膚科の場合、どのクリニックにおいても、大体同じ薬が処方されます。
つまり、あまりオリジナリティがない診療分野だということですね。
一方、美容皮膚科では、保険枠に限定されない最新の美容医療、そのクリニックにしかない独自の施術まで、あらゆる“美肌治療”を受けることが可能です。
皮膚疾患の治療だけでなく、美容的な観点または患者のライフスタイルに合った高度医療も提供されるというのが、美容皮膚科の大きな特徴です。
美容皮膚科の開業医における年収はどれくらい?
では、そんなあらゆる医療を提供する美容皮膚科の開業医の年収は、一体どれくらいなのでしょうか?
結論から言うと、美容皮膚科の開業医の年収は、およそ3,600万円程度だと言われています。
ちなみに、美容整形外科の開業医における年収は4,000万円前後、一般皮膚科の開業医における年収は2,600万円前後だと言われており、美容皮膚科の開業医の年収が一般皮膚科よりも高めになっている理由には、どちらかと言うと診療内容が美容整形外科寄りであることが挙げられます。
また、美容皮膚科の場合、開業医だけでなく、勤務医の年収も比較的高めになっています。
さすがに美容整形外科には劣りますが、美容皮膚科であれば、研修医の時期が終了したばかりの医師であっても、1,200万円前後の年収を実現することが可能です。
そして、勤務医であっても、そこからさらに数年間勤務すれば、30代前半で2,000万円程度の年収になることも珍しくありません。
つまり、美容皮膚科は、非常に高収入の診療分野だということです。
まとめ
ここまで、美容皮膚科の概要と、美容皮膚科の開業医における年収について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
美容皮膚科は、光老化現象に対する治療を支柱とした“アンチエイジング療法”を行うことで、近年とても注目されている診療分野です。
また、年収は比較的高く、これからも女性を中心にニーズが増加していくことが予想されています。