整形外科において自由診療として導入する診療内容とは?


整形外科は、運動器の疾患を扱う診療科であり、具体的には背骨と骨盤、四肢を主な治療対象としています。
では、そんな整形外科において、自由診療として導入する診療内容には、一体どんなものが挙げられるのでしょうか?
詳しく解説しますので、整形外科を開業しようとする方はぜひご覧ください。

目次

整形外科において自由診療として導入する診療内容①骨塩定量検査

骨塩定量検査とは、骨の構成要素であるカルシウム、ミネラル成分の量を測定し、骨粗鬆症の診断と薬剤、栄養、運動療法などの治療効果を測定するための検査を言います。
骨粗鬆症による骨折が生じやすい腰椎、大腿骨頸部の検査を主に行うことで、直接的に骨の状態を評価することができます。
ただ、検査の所要時間は数分程度である場合が多いです。

整形外科において自由診療として導入する診療内容②脊椎精密検査

脊椎精密検査とは、身体の痛みやしびれなどの原因を究明して、適切な治療につなげていくことを目的とした検査を言います。
“脊椎ドック”とも呼ばれます。
具体的には、MRIやCT、レントゲン機能撮影等の精密画像診断法を使用し、あらゆる角度から原因を究明します。
腰の痛み、手足のしびれ、背中や首、肩の痛み、歩行時のだるさがある方などの受診が予想されます。

整形外科において自由診療として導入する診療内容③プラセンタ注射

プラセンタとは、“胎盤”のことを言い、世界中でその薬効が注目されています。
具体的には、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、酵素、細胞増殖因子等が含まれており、新陳代謝の促進、自律神経ホルモンバランスの安定、免疫・抵抗力の向上などが期待できます。
さらに、プラセンタ注射をすることで、美容効果やアンチエイジング効果が見込めます。

整形外科において自由診療として導入する診療内容④にんにく注射

にんにく注射とは、疲労や倦怠感、二日酔いなどに効果があるビタミンB1、B6、B12が含まれている注射のことを言います。
ビタミンB1に含まれている成分がにんにくのような匂いのため、にんにく注射と呼ばれています。
ちなみに、にんにく注射は、内科の診療内容として扱われることもあります。

まとめ

ここまで、整形外科において、自由診療として導入する診療内容について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
整形外科と一口に言っても、その中には脊椎外科やリウマチ外科、骨代謝外来など、さまざまな専門分野があります。
そのため、これから整形外科を開業する方は、自身の専門分野を把握した上で、どのような自由診療を導入するのかを決定しなければいけません。


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