クリニックのテナント選びにおける注意点について!


クリニックを開業する場合、ほとんどの方はテナントを契約することになります。
ただ、クリニックという業態に合ったテナントを選ばなければ、後々経営に苦戦する可能性があります。
今回は、どんなところに注意して、クリニックのテナントを選べばいいのかについて解説します。

目次

クリニックのテナント選びにおける注意点①他の入居者について

クリニックのテナントを選ぶ際は、同じフロアに入居している他の入居者が、どんな業態なのかをチェックしなければいけません。
なぜなら、クリニックの清潔なイメージとは違う業態の入居者がいると、集患に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
また、テナントを契約した後、そのような業種の入居者が入ってこないようにするためには、テナント契約時の特記事項に、クリニックのイメージと合わない業態は入居させないという旨を含むと良いでしょう。
もし、それができないのであれば、1つの階に1つのテナントしかないビルを選ぶべきです。

クリニックのテナント選びにおける注意点②広告宣伝の制約について

クリニックのテナント選びでは、そのビルやエリアにおける、広告宣伝の制約がないかもチェックしましょう。
例えば、一定規模以上のビルに対して、袖看板での広告を認めない条例があるエリアなどでは、思い描いていた広告宣伝ができない可能性があります。
また、外装のデザインにこだわりがあるビルの場合、貸主自体が看板の設置を拒否することもあるため、これらの点は契約前に確認しておきましょう。

クリニックのテナント選びにおける注意点③設備の増設について

クリニックのテナントを選ぶ際は、今後経営規模を拡大するときに、設備が増設できるのかについても確認しておきましょう。
開業時は、なるべく初期費用を抑えるために、最小限の医療機器のみを導入するクリニックが多いです。
しかし、これが集患数も増え、もっと手を広げたいとなったときは、そのまま経営するわけにはいきません。
ただ、最初からスペースが広めのテナントを契約しておいたり、同じフロアをもう1室契約できる状態であったりすれば、設備増設に素早く対応できるでしょう。

まとめ

ここまで、クリニックのテナント選びにおける注意点について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
クリニックは、集患しやすく、なおかつニーズが高い立地に開業できれば理想的ですが、テナントビル自体の環境が、思わぬ形で経営を傾かせてしまうことも考えられます。
そのため、これから開業医となる方は、自らの足でテナントに関する情報を集めなければいけません。


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