耳や鼻、喉等の不調でお世話になるのは、耳鼻咽喉科になります。
意外と医院やクリニックを設けているのが多い科になりますが、どのくらいの収益があるのでしょうか?
特に、開業医として軌道に乗るためには一日でどのくらいの患者数が必要になるのか、気になりますよね。
今回は、患者数に関するお話をしたいと思います。
目次
耳鼻咽喉科の開業医に求められる一日の患者数は?
耳鼻咽喉科の開業や経営にかかる費用として、年間4000万円以上かかると言われています。
そのため、赤字経営を避けつつ運営していくためには、1カ月当たり500万円近くが必要になりますよね。
もちろん、テナント等の状況によって必要な額は違いますが、それなりに大きな金額になるでしょう。
開業医でこの金額をこなすためには、一日当たり約55人の患者数が求められます。
この人数を1人で診るには、開業医自身の労力もありますが、必要な患者数を確保できるかどうかがカギになりますよね。
数字にすると、結構大変だと思ってしまいますが、意外とそうでもありません。
なぜなら、耳鼻咽喉科は他の科に比べると、比較的患者数が多い傾向があり、集客的に困るケースが少ないからです。
ですので、成功している医院やクリニックの中には、大きな黒字をたたき出しているところもあると言えるでしょう。
耳鼻咽喉科が開業医にとって選びやすい理由と一日の膨大な患者数をこなすコツ
耳鼻咽喉科が開業医にとって選びやすいのは、一日の患者数が多く、確実に確保できるからだけではありません。
実は、他の科と比べると、患者さんが来やすい理由があるのです。
それは、花粉症等のアレルギーや風邪への対応を行っていることで、これらの症状は他の病気と比べると、一定数の患者が必ずいますよね。
中には、症状の影響で、毎年決まった時期に受診をするのが習慣になっている人もいるでしょう。
つまり、ちょっとしたことでもお世話になる機会が多い科になりますから、経営的にもあまり苦労しないところが多いのです。
このような特徴から、耳鼻咽喉科で開業することを考える人もいますし、やりやすい理由に納得できますよね。
その一方で、患者数が多いと、医者自身が対応する人数が増えますから、休憩が全く取れないという医者も少なくありません。
そのため、1日1日がスタミナ勝負で仕事をしていると言ってもいいでしょう。
体力に自信のある方は、検討してみてもいいかもしれません。
参考URL開業医の教科書
(https://kaigyoui.info/jibika-zaimu-keiei/)
まとめ
今回は耳鼻咽喉科をピックアップし、開業医になった際、一日にどれくらいの患者数が必要かお話ししました。
耳鼻咽喉科の場合、他の科と比べると命にかかわるような重大な病気を扱う機会は少ないですから、精神的なストレスを受けにくい傾向があります。
また、日中は忙しいですが、夜間の診療をすることは少なく、夜の時間を有意義に過ごせるというメリットもあるでしょう。
ライフスタイルを重視する働き方が、しやすい環境かもしれません。