一般の人にとって人気のある病院や診療所というのは、丁寧な対応をしてもらえるか等の感覚的な部分で判断することがありますが、医療業界では少し、見る視点が異なります。
やはり、開業医になった際に儲かる診療科がどこか、というのは気になるところですよね。
最近だと、どのような診療科に注目が集まっているのでしょうか?
目次
開業医でこれから儲かるのは、患者数が増加傾向にある精神科
ここ最近の状況から、これから開業医になる場合に儲かる診療科として、精神科が挙げられます。
なぜ、精神科が注目されているのか、その理由は明確ですよね。
近年、うつ病等の精神面での病気になってしまう人が、増えている傾向があり、誰でもかかり得る病気としての知名度が高くなってきました。
その結果、昔と比べると、ちょっとした不調で受診する人が増えているのです。
これは、健康面から見ると、良いことではあります。
つまり、受診がしやすい環境になりつつあることは、経営面に影響していると言えるでしょう。
現代の社会は、ストレスと隣り合わせの環境になりますから、受診に年齢は関係ありません。
診療科としてのニーズの高まりから、従来から儲かる科として取り上げられる眼科と同じくらいのポジションになりつつあるでしょう。
かかりつけ医としての開業医を目指す~儲かる可能性を秘めている総合診療科~
もう一つ、開業医で儲かる可能性を秘めているのは、総合診療科になります。
この診療科は、名称の通り、様々な症状の診断に対応してくれるのですが、マルチに対応できることは大きなメリットになることを知っていますか?
それは、かかりつけ医としてのポジションが確立できることになるでしょう。
基本的に、大きな病気でない限りは、地域にある医院や診療所等で受診することになりますよね。
何かあった時に心強い存在となる、かかりつけ医がいる人は多いと思います。
かかりつけ医がいると、ちょっとした不調や心配事であっても、すぐに相談ができ安心できるでしょう。
地域によっては、かかりつけ医の存在が非常に重要になっているところもあるのです。
そのため、診療科を限定せずに診察をする総合診療科は、医療面に関わらず、介護面においても必須の存在になるでしょう。
専門分野以外のこともこなさなければいけませんから、大変な診療科ではあるのですが、その分多くのニーズややりがいに繋がっていくかもしれません。
まとめ
開業医の中でも、これから先儲かる可能性があるのは、精神科や総合診療科になります。
両者とも、患者数の増加や地域におけるニーズが高まっていることが関係しています。
もちろん、専門外の診療科だからといって、儲からないとは限りません。
重要なのは、経営の手腕や、その地に根付くようなサービス提供ができるかどうかになりますので、まずは自分でできることを模索して行動するべきでしょう。