クリニックの移転と開業スケジュール~失敗しないポイントは?~


現在より好都合な立地条件で、改めて開業したいと考える人はいますよね。
移転をする場合、新規開業の時よりもスケジュール管理を徹底しなければなりません。
なぜなら、クリニック経営に慣れているからこそ、移転開業スケジュールの読みを間違ってしまいやすいからです。
そのポイントとは、何でしょうか?

目次

クリニックの移転先を探しながら開業スケジュールを立てるべし

クリニックの移転開業スケジュールを決める際には、まず、保険診療が継続できる場所にあるのかを確認しましょう。
実は、現在のクリニックの場所からどこまで移動するのかによって、診療を継続できるかどうかが違っています。
経営的に診療を継続した方が良いと思っているならば、移転先の場所を距離の部分を配慮して選ばないといけません。

もちろん、現在のクリニックの近場でなく、新しい地域に移転しても構いません。
ですか、遠方になればなるほど、移転までに仕事ができない空白の期間が増えることになりますから、それを把握した上でスケジュールを立てていきましょう。
特に、資金繰りの視点からどこまでなら収入が減っても問題ないかは、移転の計画が出た段階で考えておきたいですね。

移転先のクリニックへ移るタイミング~開業スケジュールにおける開業日の設定~

一番のポイントは、移転先のクリニックで業務を開始する、開業スケジュールにおける開業日になります。
開業日は、実際に移動するタイミングにも関わってきますし、何より収入面にも影響してくることを知っているでしょうか?
開業日にすぐ業務が開始できる状態にしておくと、患者さんが来れば収益に繋がりますよね。
その結果、開業から早いタイミングで収益を獲得することができますから、経営的には安心できるでしょう。

一方で、場所を移転しただけですぐに業務が始められないとなると、その準備にまた時間がかかりますよね。
そうこうしているうちに、どんどん空白の期間ができてしまいますから、経営面から考えるとマイナスになり兼ねません。
ですので、開業日にきちんと業務を開始できるかどうかというのは、新規開業をするのと同じくらい大事なことだと思って下さい。

初心を思い出しながら作業を進めていくと、気が引き締まるでしょう。

まとめ

今回は、クリニックの移転に関わる開業スケジュール作成のポイントをご紹介しました。
経営面から言うと、潤沢した資金力がない限りは、収益がなるべく途切れないような形のスケジュール作成が求められます。
つまり、業務をしていない空白期間をどこまでにするのか、というのがポイントになるでしょう。
新規開業とは違い、移転時は通常業務と同時進行になることが多いので、ゆとりが持てるようなスケジュールを心がけて下さい。


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