脳神経外科での開業医を目指すなら~開業に関わるお金について知っておこう~


みなさんは、診療科の中に脳神経外科があることを知っていますか?
少し前にはドラマの舞台になった診療科になりますが、脳神経外科で開業医を目指している人もいますよね。
ですが、他の診療科と違って、開業に当たり注意しなければならないポイントがいくつかあります。
その内容とは何か、早速見ていきましょう。

目次

脳神経外科の開業医のポイント~①開業資金のハードルの高さ~

脳神経外科での開業医を目指している医師が知ってほしいのは、開業資金が莫大にかかるということです。
一例としては、約2億円かかるケースが挙げられるでしょう。
他の診療科でも、必要となる機器や備品によって開業資金が高額になりやすいですが、それ以上の額になりますよね。

これが、開業を目指している医師にとって、最初のハードルになります。
いくら勤務医時代に働いて貯めておくといっても、その金額には限度がありますよね。
高額になりやすいのは、MRI等の脳神経外科に必須となる機械の影響が大きいでしょう。
しかし、これらの機械は診察をするにあたり、削っていいものではありませんよね。

そのため、開業資金が高額にかかる分をきちんと集患で取り戻せるか、という視点が他の診療科よりも強く求められるでしょう。
生半可な経営を行っていると、経営は常に赤字になってしまうということになり兼ねません。

また、検査に必要な機械は大型であることが多いので、賃貸で建物を借りるにしても、それなりの広さが求められます。
ですので、建物にかかる費用も高額になりやすいですから、資金面の計画は念入りに行った方が良いでしょう。

脳神経外科の開業医のポイント~②必要なスタッフの確保~

また、脳神経外科というのは、開業医本人だけでなく、数多くのスタッフに力を借りなければ成り立ちません。
そして、スタッフは看護師や事務方だけでなく、検査技師やリハビリスタッフといった人たちの協力がないと運営できませんよね。
そのため、治療やリハビリ、検査に必要なスタッフをそれぞれ確保しなければならないことが注意点になります。

かけられる人件費との兼ね合いになりますが、運営をするにあたり最低人数のスタッフを確保するのは、他と比べると大変に感じてしまうでしょう。
これも、脳神経外科ならではの特徴になります。
そして、開業規模が大きいほど収益はスタッフの給料に回りますから、手元に残らないという事態もあり得るでしょう。

参考URL開業医の教科書
(https://kaigyoui.info/nougeka-nenshu/)

まとめ

今回は、脳神経外科での開業医を目指す際の注意点をご紹介しました。
一番のポイントは、やはり開業資金が高額になる傾向があり、今後の経営や返済計画を厳密に考えられるかになります。
長く続けたいという思いがあっても、かかった費用分を賄えなければ、未来はありません。
開業してから数年は、医師本人に収入があまりないということも珍しくない状況ですから、覚悟しておいて下さい。


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