医師が開業した場合、開業から日常の経営に至るまで、税理士と関わる機会が多いですよね。
依頼する前に顧問料の話をすると思いますが、これはどうやって決まっているのでしょうか。
実は、依頼料の平均値の情報を集めても、実情にあっているかは別なのです。
何によって税理士の相場が決まるのか、ご説明しましょう。
目次
医師の開業に関わる顧問料は税理士の訪問回数が関係している?
まず、顧問料の基本的な考え方には、税理士がどの程度クリニック等に訪問しているのかということが関係しています。
例えば、月に2回足を運ぶだけで良い場所と、月に4回訪問しなければならない場所では、交通費等かかるお金が違いますよね。
税理士には、事務所でできる業務がありますが、実際に訪問してチェックする必要のある内容もあります。
そのため、医師が開業後も経営関係を税理士にチェックしてもらうならば、どのくらい訪問してもらうのかは、大事な視点になります。
簡単に言うと、回数が多いほど、その分顧問料に上乗せされると思って下さい。
一方で、事務所によっては、訪問サービスが事前にプラン内に設けられている場合もあります。
サービスに含まれているとなると、少しお得かもと思ってしまいますよね。
ですが、サービスに含まれている分、毎月支払う顧問料の設定は、やはり割高になっていることが多いでしょう。
そのため、付属サービスが多い=お得な料金設定という安直な形にはなりません。
医師の開業後の経営状態が、税理士の顧問料に反映する
もう一つのポイントとしては、医師の開業以降の経営状態が税理士の顧問料に反映させている場合があります。
例えば、経営状態が安定しているところと、そうでないところでは、依頼できるサービス内容が違ってきますよね。
より充実したサービスを必要とするならば、高額な費用がかかることが予想できるでしょう。
一例としては、毎月の売上額から判断して計算したり、年間の確定申告にかかる費用との兼ね合いから決定したりしていることが多いです。
ですので、事務所のホームページ等でプランの金額を見てお得だと思っても、経営の実情に当てはめたら厳しいということも珍しくありません。
料金設定をする時は、お互いに齟齬がないように、必ず税理士さんと金額的な面は話し合っておくのがベストです。
参考URL医院・クリニック税理士Smile
(http://www.tokyo-smile-clinic.jp/news/article/378)
まとめ
医師が開業後にも密接なかかわりを持つ税理士には、顧問料の相場があります。
基本的には、訪問サービスがついていたり、複数回訪ねたりということが前提だと、高めになりやすいと考えて下さい。
細かい料金設定の中身は、依頼する事務所ごとにばらつきがありますよね。
納得できるサービス内容や料金設定で付き合っていくならば、様々な事務所を見るだけでなく、実際に相談して吟味するのがオススメです。