【2020年版】美容クリニックにおける開業資金~皮膚科の視点から比較~


美容クリニックと言えども、美容外科や美容皮膚科等、先生によって得意分野がありますよね。
そこで、美容系に特化するべきかどうか、迷う医師も多いでしょう。
例えば、皮膚科と美容クリニックの場合、開業資金にどれほどの違いがあるのでしょうか?
今回は、開業に至る特徴から比較したいと思います。

目次

皮膚科としての疑問①~美容クリニックとの開業資金の差は?~

まず、皮膚科として経営形態を考える際に、美容クリニックとして開業した場合の資金面の違いが気になりますよね。
よく、美容関係の治療には、高額な機器が必要になると言われています。
通常のクリニックの開業と比べた時、設備面の違いは影響するのでしょうか?

設備面の影響は、大きくあります。
多くの方がご存知の通り、美容関係の設備を購入するとなると、1000万円を超える機器も少なくありません。
一般的な皮膚科としての開業に、例えば1000万円以上必要だと考える場合から比較すると、設備面だけで全体にかける費用を上回ることになりますよね。

自由診療で稼ぎやすいというイメージが美容クリニックにはありますが、このイメージは間違っています。
正しくは、高額な設備投資をした分、しっかりと経営ができないと大変なことになる、というイメージになるでしょう。
もちろん、美容関係を最初から志望している医師は、これらのことを織り込み済みで考えています。
半端な気持ちで始めてしまうと、後から痛い目を見るのは明らかですね。

皮膚科としての疑問②~美容クリニックに限らず同業者の苦労は開業資金だけでない?~

近年、皮膚科医が考える疑問の一つとして、美容クリニックで開業するかどうかに関わらず、開業資金以上の問題が出ていることがあります。
それは、同業者同士の競争です。
みなさんは、美容クリニックに限らず、一般的な皮膚科の開業であっても、他の診療科と比べると競争率が高いことをご存知でしょうか?

外業資金の金額が準備面、収益面から判断すると、皮膚科は稼ぎやすい診療科として有名ですよね。
その結果、新規開業する医師が増加しているのです。
そのため、両者には経営上の違いがあるだけでなく、共通点もあると考えて下さい。

例えば、美容クリニックだとターゲットを絞ったり、他のクリニックやエステサロンにはないサービスを展開したりすることが求められますよね。
皮膚科においても同様です。
ある程度の集患を確保しようとするならば、独自のサービス等、戦略を考えなければなりません。
一見すると違うように思えますが、経営の根本には見習うべきところがお互いにあるでしょう。

参考URL医師転職ドットコム
(https://www.dr-10.com/careermagazine/work/1-f127/)

まとめ

今回は、美容クリニックの開業資金や特徴を、一般的な皮膚科と比較しながらご紹介しました。
美容関係に特化させる場合は、専門の機器の確保だけでなく、流行に応じて買い替えが求められることがありますので、潤沢な資金が求められます。
一方で、共通点は、競争が激しい業界であることが言えるでしょう。
サービス提供のあり方はお互いに勉強になりますので、経営面での参考にしてみてください。


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