糖尿病内科のクリニック開業で必要な資金はどのくらい?


近年、世代を問わず、生活習慣病への関心が高まっています。
その代表例として、糖尿病が挙げられるでしょう。
糖尿病内科として、症例に特化したクリニックの開業もありますよね。
一方で、開業資金はどのくらい必要なのでしょうか?
今回は、糖尿病内科クリニック開業に必要な資金についてご説明したいと思います。

目次

糖尿病内科のクリニック開業で必要な準備資金

糖尿病内科としてクリニック開業を目指す場合、準備資金の目安はどのくらいになるのでしょうか?
目安は、一般的な内科と同じくらいだと思って下さい。
例えば、テナントで開業をする場合は、運転資金等を含めると約6000万円~8000万円必要だと言われています。

糖尿病を専門とする場合、通常時の受診だけでなく、検査や診断、栄養指導といった業務が発生します。
そのため、小さな建物を借りてしまうと、患者さんに説明したり、検査したりする場所が十分に確保できない可能性が出てくるでしょう。
テナントや物件の購入をする場合は、なるべく広いスペースのある所を選ぶようにしたいですね。

また、他の診療科と違い、レントゲンの購入が必須ではありませんから、準備資金もその分を差し引いて考えることができます。
そう考えると、必要な医療機器は限られてきますから、後は価格等で判断するだけで良いのです。
専門分野をある程度限定化することのメリットは、ココにあると言って良いでしょう。

糖尿病内科のクリニック開業は自己資金0でも可能?

ところで、クリニック開業には必ず自己資金がどのくらいあるのかが重視されますよね。
確かに、融資分の割合を小さくするといった意味でも、自己資金があるに越したことはありません。
ですが、人によっては十分に準備できなかったという場合もあるでしょう。
実は、自己資金が0でも開業できるのです。

糖尿病内科は、基本的に近くの病院と連携して治療等を行っていきますので、単独で経営をしていく診療科とは違います。
また、勤務医時代の患者さんを通院させることもできますから、集患もしやすい特徴があるでしょう。
このような事情から、そこまで自己資金が確保できなくても、比較的経営面が良好になりやすい傾向があるのです。

何より、糖尿病内科を専門とするクリニックはまだ少ないですから、地域によっては競合相手がなく、経営上の支障が少ないといったメリットもありますよね。
もしかすると、狙い目の診療科だと言えるのかもしれません。

まとめ

今回は、糖尿病内科のクリニック開業で必要な資金についてご説明しました。
運転資金等の場合は、基本的に内科と同じくらいかかりますが、不必要な設備をカットすることで、より下げることができます。
また、関心度の高い病気ではありますが、専門として開業しているクリニックが少ないため、経営上プラスの要因が多い診療科になるでしょう。
開業のしやすさは他の診療科よりも狙い目ですから、検討してみて下さいね。


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