【2020年版】クリニック開業のメリットとデメリットは表裏一体?


勤務医にとって、開業は憧れのステージですよね。
しかし、開業したからといって良い事ばかりとは限りません。
中には、勤務医のままが良かったと、感じている人もいるのです。
ここだけの話、クリニック開業にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
今回は、開業のメリットと比較しながら解説したいと思います。

目次

クリニック開業によるデメリット~①働く意義から考える~

クリニック開業はよく収入アップとセットで語られますが、これがデメリット要素を含んでいるのです。
それは、経営面におけるプレッシャーが生じることにあります。
勤務医時代とは違い、自分の働きがクリニックの収入に直結してきますよね。
スタッフさんを多く雇っている場合は、その人たちの雇用の維持も大きな課題になるでしょう。

人によっては、これを「やりがい」だと感じるかもしれません。
ですが、医師として働くという意識から考えると、患者さんの治療のために力を注げる環境でないと感じてしまうのです。
確かに、開業医にとっては本業の診療だけでなく、経営を考えなければなりませんから、負担が増えることは事実ですよね。
要するに、経営に携わるということは、本業に支障が出てしまうことを意味するのです。

診療や治療に集中したいという医師にとっては、開業はデメリットの多い選択肢になるでしょう。

クリニック開業によるデメリット~②ハードワークの危険性~

医療業界では難しいですが、他の職業ではテレワークの導入が進みましたよね。
在宅勤務をする人の悩みとしては、職場と違いだらけてしまう、勤務時間の管理が難しいといったことが挙げられるでしょう。
これは、開業医とは関係のない話題に思えますが、ちょっとした共通点があるのです。

開業すると、ある程度の勤務時間を開業医が決めることになります。
しかし、患者さん思いの医師になると、診療時間ギリギリに診察に来た人や時間外に急患で来た人の対応もしなければと思ってしまいますよね。
そうなると、勤務時間はどうなるでしょうか?
もしかすると、オーバーワークしてしまっている可能性がありますよね。
これが、クリニック開業における、もう一つのデメリットになるのです。

開業のメリットには、ワークライフバランスを実現できるとありますが、開業エリアや住民からのニーズによっては難しいこともあり得るでしょう。
このようなことがあるならば、勤務時間内での対応でメリハリの付く勤務医が良いと考えてしまうのも分かりますよね。

まとめ

本記事から、クリニック開業のメリット・デメリットは表裏一体であることが、お分かり頂けたかと思います。
当たり前のことですが、開業に向いている性格というのが人にはあります。
そのため、「同期が開業し始めているから自分も…」と無理に始める必要はありません。
自分のペース、考え方でOKなのです。
デメリット部分を考慮した時、開業するか、もう少し開業の時期を待つか、勤務医の道を進むか、見えてくるのではないでしょうか。


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