【2020年版】クリニック開業と立地条件による失敗事例


開業にあたり、失敗したくないと思うのは当然ですよね。
しかし勤怠が真面目でも、不測の事態で開業が失敗してしまうケースがあるのです。
それが、立地条件。
立地条件が思ったほど良くなかった場合、状況を立て直すことは可能なのでしょうか?
今回は、クリニック開業における立地条件の失敗事例とその解決策をご紹介します。

目次

クリニック開業前に発覚した立地上のトラブル

今回の主役となる医師は、開業に向けてビルの3階を候補地として考えていました。
その理由は、同じビルの1階に調剤薬局が、2階に他の診療科が開業を予定しており、集患が望めそうということだったのです。
確かに、患者さんの集客やクリニックを知ってもらうには、影響力のある場所になりそうですよね。
医師は、問題ないだろうと物件の契約を行い、開業準備に入っていきました。

しかし、いつのまにか1階の調剤薬局と2階の診療科の開業が白紙になってしまい、当初の予定とは違ってしまいました。
医師の困りようが想像できますよね。
まさしく、不測のトラブルと言っても良いでしょう。

実は、クリニック開業予定地のビルは、医師の専門となる診療科の特徴からすると、立地上は不向きの物件で、他の要素があることが決め手で選んでいたのです。
調剤薬局等がなくなってしまうと、医師のクリニック単独では運営していくことができません。
みなさんならば、この状況をどう打開するでしょうか?

クリニック開業1年前に立地の変更を決意

結果として、医師はクリニック開業1年前に、開業地の立地を変更することを決意します。
そのきっかけは、コンサルティングの記事でした。
その後からは、駆け抜けるように物件の選定に入っていくのですが、ここで医師はちょっとした不安を感じていることが分かるでしょうか?
その不安とは、資金面のことです。

最初に契約した物件に入居申し込み金の半額を支払っていたため、改めて高い物件を見た時に大丈夫かと不安になってしまったのです。
このことは、多くの医師が共感できる部分になるでしょう。
好条件の物件は、人気が高くなりますから、家賃設定も高いですよね。
実際に経営したとしても、家賃の支払いが円滑にできるか、この部分は悩みどころになるでしょう。

ですが、集患等のメリットから、新しい物件の契約をすることになったのです。
このように、立地でトラブルが発生しても、後から立て直しをすることは十分に可能ですから、焦らずに進めていきましょう!

まとめ

今回は、クリニック開業における立地条件の失敗事例と解決策をご紹介しました。
ご紹介した医師は、開業前にトラブルが発生しましたが、開業後に発生することもあり得ますよね。
そのままで立て直しを図ることもできますが、やはり厳しい場合も多いです。
高額な出費になるのは間違いありませんが、現状を打破するという意味では物件の再選定は有効な解決策になると考えて下さい。


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