クリニック開業の際に、専門の開業コンサルの協力を得るのは珍しくありません。
しかし、依頼するならば信頼できる人や会社を選びたいところです。
そのような場合に、開業医が注目すべき項目があります。
それは、資格の有無。
今回は、持っていると信頼できる資格について、2つピックアップしました。
目次
クリニックにとって心強い開業コンサルの資格~①医業経営コンサルタント~
クリニックの開業コンサルの資格には、クリニック経営を学んだことの証になる「医業経営コンサルタント」があります。
この資格は、必要な講座を受講した後に、2回の試験をパスしなければ有資格者になれません。
従って、他の資格と比べると、少し取得の難易度が上がるのです。
何より、講座の受講や試験を受けるためには、数万円の費用が求められます。
そのため、この資格を所有している人は、勉強をしっかりと行っているだけでなく、それ相応のお金をかけていることが分かります。
そうなると、何の資格もないコンサルと知識量に差があるのは歴然だと捉えて構いません。
クリニックにとって心強い開業コンサルの資格~②情報化認定コンサルタント~
もう一つクリニックで信頼できる開業コンサルの資格として、「情報化認定コンサルタント」が挙げられます。
この資格は、先程ご紹介した医業経営コンサルタントの資格を所有していることが、資格試験の必須条件になります。
ですので、有資格者のコンサルの中でも、現代的なコンサルティング手法を身につけていると考えることができます。
コンサルに依頼すべき内容の中には、経営戦略のための情報収集が挙げられますが、中途半端な対応をすると経営に響きかねません。
しかし、医療機関に特化した情報化の手法や知識を知っていると、効率よく、より精度の高いデータが得られます。
一般的な手法よりも具体性が出てきますから、信頼度の高さに納得できること間違いありません。
何より、この2つの資格を取得している人は、コンサルの中でもレベルが高いと断言できます。
なぜなら、クリニック経営に必要なノウハウが一定のレベル以上であるお墨付きがあるからです。
コンサルの担当者を選択できる機会があるならば、資格の有無やその内容についても一緒に確認してみて下さい。
特に、今回ご紹介した2つの資格を全て持っている人は多くありません。
巡り合えた時は、チャンスだと考えるべきです。
まとめ
今回は、クリニックで信頼できる開業コンサルが持っている資格について、2つご紹介しました。
医業経営コンサルタントは、クリニック経営の基本を理解しているかどうかを知るための指標になります。
また、情報化認定コンサルタントの取得の流れから考えると、両方の取得はレアケースだと考えましょう。
開業コンサルには、安心して任せられる知識があるかどうかも判断材料になりますから、資格の有無も参考にすべきです。