クリニックの開業をする前に、医療機器メーカーやコンサルの資料請求をする場合があります。
開業にあたって、具体的な交渉をするためにも、情報を得ておくに越したことはありません。
ところで、資料請求はクリニックの開業スケジュールのどの段階で行うべきなのでしょうか?
目次
クリニックの開業スケジュールの最初の段階で取り寄せる
ほとんどの医師の場合、クリニックの開業スケジュールの最初の段階で資料請求を行っています。
早い人だと、スケジュールを考える前に取り寄せしていることもあります。
早い段階で資料請求ができると、医療機器の具体的な金額や、開業までの流れを予習することができます。
つまり、開業に向けた流れのイメージがしやすくなりますから、次の行動がしやすくなるのです。
スケジュールの流れがイメージしやすいことは、不明点の炙り出しにもなりますから、より具体的な相談ができると言っても過言ではありません。
ほとんどの場合、資料請求自体は無料で対応してくれますから、開業までのリアルな情報を知る意味で利用してみて下さい。
メーカーやコンサルによって、掲載されている内容にちょっとした違いがありますから、自分に合った取引先を見つける1つの方法になります。
クリニックの開業スケジュールの最初に資料請求をする際の注意点
ところで、資料請求をする場合にはちょっとした注意点があります。
先程もお話しした通り、資料請求はクリニックの開業スケジュールの最初に行われます。
ほとんどの場合、医師によってはまだ勤務医として病院で働いている状況です。
その時に、開業関連の資料が病院に届いてしまうと、他の医師が驚いたり、良く思われなかったりする可能性があります。
その結果、職場内の雰囲気が悪くなったり、亀裂が生まれてしまったりしては、退職まで穏やかに過ごせません。
これでは、新しいスタートを気持ちよく切ることが不可能です。
このような状況を避けるためには、請求した資料の届け先を自宅にするようにして下さい。
仕事の休憩時間に目を通したいという人もいますが、職場だと誰がどのように見ているか分かりません。
不要なトラブルを避けるためにも、開業準備は自宅で進めるのが無難です。
開業する意向は、はっきりと決まってから周りに公表するのがベストです。
まとめ
クリニックの開業スケジュールを決めるためにも、請求した資料は大切な情報源になります。
早い段階で取り寄せて内容を確認しておくと、開業までに必要なお金や流れをイメージしやすくなります。
しかし、現職場を資料の送付先にして、休憩時間に内容を確認しようとすると、他の医師に開業や退職の情報が漏れてしまい亀裂が生まれかねません。
基本的に資料は自宅に送付し、確認することをお勧めします。
