【クリニック開業】中古物件購入の失敗ランキング


中古物件を購入し、その物件でクリニックを開業するというケースがあります。
しかし、その裏にはあまり語られることない、数々の失敗が潜んでいます。
今回は、よくある失敗をランキング形式で紹介し、どうすれば失敗を防げるのかについてもあわせて解説します。
ぜひ参考にしてください。

目次

中古物件購入の失敗ランキングベスト5

クリニックの中古物件を購入する際に起こりやすい失敗は以下の通りです。

・第5位:入居者トラブルに巻き込まれる
・第4位:金銭的な負担が増える
・第3位:周辺環境に悩まされる
・第2位:騒音に悩まされる
・第1位:部屋選びに失敗する

第5位:入居者トラブルに巻き込まれる

中古物件購入の失敗には、まず入居者トラブルに巻き込まれるということが挙げられます。
具体的には、以下のような失敗です。

・隣人がクレーマーだった
・物件内に格差があった など

少しの物音を立てただけで、隣の入居者にクレームを入れられたり、嫌がらせをされたりというケースは、決して少なくありません。
また、さまざまな間取りで構成される規模の大きい集合住宅などでは、入居者の生活レベルに格差があり、比較的所得が少ない方は、肩身の狭い思いをすることもあるようです。
これらの失敗を防ぐためには、内見時に入居者の雰囲気を確認し、自身に合っているか見極めることをおすすめします。
隣人や上下階の入居者に関しては、不動産会社の担当者に質問し、具体的な属性まで把握しておきましょう。

第4位:金銭的な負担が増える

中古物件購入の失敗としては、金銭的な負担が増えるということも挙げられます。
具体的には、以下の2つの金銭による負担増加です。

・修繕費
・物件の購入資金(融資など)

中古物件購入後、すぐに修繕費の値上げが行われると、購入資金返済などの計画は一気に狂ってしまいます。
その他、資金計画に無理があり、物件購入後の生活が逼迫してしまうというケースも少なくありません。
このような失敗をしないためには、修繕費等が値上げされることも想定して、少し自己資金に余裕を持っておかなければいけません。

第3位:周辺環境に悩まされる

中古物件購入における失敗には、周辺環境に悩まされるということも挙げられます。
例えば、以下のような失敗です。

・目の前にマンションができ、採光が悪くなった
・前面道路の排気ガス、ホコリで経営に支障が出た
・駅が遠かった など

たとえ、物件自体にはまったく問題がなくても、それを取り巻く環境に問題があることで、経営に影響が出てしてしまう可能性はあります。
そのため、周辺の空気汚染の程度、施設の場所などに関しては、忘れずにチェックしておかなければいけません。
ちなみに、中古物件の購入時には、周辺で今後どのような建物が建築されるのか、ある程度把握しておきましょう。
そうすれば、採光の良さなどのメリットについて、購入後すぐに失ってしまうことはありません。

第2位:騒音に悩まされる

騒音に悩まされるということも、中古物件購入時にはよくある失敗の1つです。
こちらは、どちらかというと外部ではなく、以下のような物件内での騒音に悩まされるというケースです。

・話し声
・足音
・子どもの声(保育園、学習塾など)
・機械の作動音 など

騒音の程度に関しては、実際その物件でクリニックを経営してみないとわからない部分が多く、感じ方も人それぞれです。
そのため、完全にこちらの失敗を防ぐのは難しいと言えます。
最大限の対策としては、なるべく遮音性の高い物件を購入することが挙げられます。
具体的には、隣戸との戸境壁、床のスラブの厚さをチェックすることで、遮音性の良し悪しがある程度判断できます。
その他の対策としては、間取りを確認しておくことも挙げられます。
例えば、自身が購入しようとする物件における診察室や待合室と、隣戸の水回りが近い場合、生活音が気になる可能性は高くなります。

第1位:部屋選びに失敗する

中古物件購入における失敗でもっとも多いのは、やはり部屋選びに失敗するということです。
例えば、以下のような失敗です。

・日中の日当たりが極めて悪かった
・日当たりが良すぎて室内がとても暑かった
・梅雨時の湿気がひどく、室内にカビが生えてしまった
・上層階にも関わらず、虫の発生が多かった
・部屋の動線が使いにくかった など

日当たりに関しては、さまざまな時間帯でチェックすることをおすすめします。
もちろん、季節によって異なる日当たりの違いに関しても、前もって調査しておかなければいけません。
そして、虫の発生についてですが、“上層階=虫が出ない”と安易に考えるのは危険です。
例えば、周辺に背の高い木がたくさん立っていたり、公園が近かったりする場合は、上層階でも虫が発生する可能性はあります。
ちなみに、集合住宅の1階が飲食店になっている場合なども、害虫は発生しやすくなってしまうため、注意しましょう。

まとめ

ここまで、クリニックの中古物件購入におけるあらゆる失敗を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
中古物件の購入は、ある程度限られた時間の中で内見、手続きと進んでいくため、全項目を細かくチェックするのは不可能に近いです。
しかし、ありがちな失敗とその対策について知っておけば、購入後大きな後悔をする可能性を下げることができます。


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