節税に役立つms法人は開業医のような富裕層のドクターがしっかりと収入を確保する上で欠かすことができない存在です。ms法人というのは医療に必要な様々な事業を提供する法人のことで、医療法人と異なり、医療関連事業を通じて収益をあげることができます。ms法人の設立法をよく熟知し、節税に役立てるように心がけましょう。
目次
１ms法人ってそもそもなに？
ms法人というのは医療関連の様々な事業を行う会社と考えるとわかりやすいかもしれません。眼科などで診療を行う傍コンタクトレンズの販売業を営みたい時にはこのようなms法人の立ち上げを行い医療行為と医療用具販売業を分けるといった経営を行うのは頻繁に行われているもので、この他にもクリーニング業や病院併設の喫茶店などの経営を行う時にこのms法人を設立することができます。
病院でこのような事業を直接営んでしまうと医業以外の収入を病院が得ることになり、法的に問題があります。しっかりと法的な問題をクリアすることができるように法人設立を行い、収益を拡大するようにしましょう。
２法人の設立の手順
法人を設立する時に必要なのはまず、法人の概要を決定することです。どのような事業を営むのか、事業を行う住所の決定など、あらかたの法人の方針を決定しておく必要があります。この後に行うのが定款の決定です。法人の定款を策定した後には公証役場で定款の認証を受け、その後法務局に登記を行い法人設立が終わります。法人を立ち上げるには手数料がかかりますが、手続き自体はそこまで難しいものではありません。ms法人医療法人よりも設立のハードルが低いので、手続き自体は非常にスムーズに進みます。医療を行いながらこのような手続きまで行うのが非常に難しいという場合には法律家に代行を依頼することもできるので、法律家に相談をしておきましょう。
３法人設立時に要注意！
ms法人を設立する時には単に法人を設立するだけでは事業を営むことができません。医療機器・医療用品販売の認可を得たり、化粧品販売業の認可を受けなければ事業を営むことができませんし、このような手続きを行うには薬事法や医療法の許認可についての基礎知識が非常に重要になります。
これらの手続きは非常に煩雑になり、法的な知識が求められます。また、医療法人の代表とms法人の代表を同一人物にしてしまうと医療法人が課せられている非営利という原則に抵触してしまうので、基本的には異なる人物を代表に就任させる必要があります。しっかりと注意しておきましょう。
