クリニックはさまざまな法人保険への加入を検討しよう


クリニックは節税や経営状況の安定を図る目的以外にも、さまざまな目的で法人保険に加入しておくべきです。
クリニックが加入できる法人保険にはどんなものがあり、それぞれどんな目的で加入するものなのでしょうか?
具体的に解説しますので、クリニックの院長はぜひ参考にしてください。

目次

クリニックが加入できる法人保険は“生命保険”と“損害保険”の2種類

クリニックが加入できる法人保険は、“生命保険”と“損害保険”の2つに分かれます。
生命保険とは、人物に関するリスクに備えるために加入する保険のことを言います。
生死に関するリスクに備える生命保険に、病気・ケガに関するリスクに備える医療保険などが含まれています。
一方損害保険とは、主にモノに関するリスクに備えるために加入する保険のことを言います。
所有する財産が受けた損害を補償するもの、第三者に損害を与えた場合の賠償責任を補償するものがあります。
クリニックはこれらの法人保険をさまざまな目的で使い分け、さまざまなリスクからクリニックを守ることができる体制を整えておく必要があります。
今回紹介するのは、クリニックが加入しておくべき“損害保険”です。

クリニックが加入しておくべき法人保険(損害保険)①海外旅行保険

海外旅行保険は、クリニックの院長や勤務医が海外出張をする場合などに対応する法人保険です。
損害保険の一種であり、海外でトラブルに遭ったとき、それによって生じた金銭的な損害を補償してもらう目的で加入します。
海外旅行保険には“企業包括契約”というものがあります。
これはクリニックの院長を海外旅行保険の契約者とすることで、職務によって海外出張する従業員すべてを補償する契約のことです。
クリニックが企業包括契約で海外旅行保険に加入する場合には、通常の海外旅行保険よりも保険料が安くなるなどの利点があります。

クリニックが加入しておくべき法人保険(損害保険)②自動車保険

自動車保険は、クリニックが所有している社用車に適用する法人保険です。
こちらも損害保険の一種で、社用車の利用に伴い、発生し得る損害を補償してもらう目的で加入します。
またクリニックが自動車保険に加入することで、社用車の増車や廃車を行う場合の費用削減効果も期待できます。

まとめ

クリニックが加入しておくべき法人保険(損害保険)について解説しました。
クリニックにとって生命保険への加入は節税や経営状況の安定化に繋がるため、意識して加入している院長は多いです。
ただ一方で、損害保険への意識が薄いクリニックの院長も多いため、今回紹介した損害保険への加入は1度検討してみるべきでしょう。


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