【開業医の確定申告】経費に関して注意するポイントは?


開業医の確定申告において、経費をうまく計上するというのはとても重要なことです。
経費を多く計上するほど、税金の負担が少なくなるためです。
ただ開業医が確定申告で経費をうまく計上するためには、注意するポイントが2つほどあります。
具体的に解説しましょう。

目次

【開業医の確定申告】経費に関して注意するポイント①経費を急に増やさない

これはあくまで噂ですが、税務署では経費における金額ではなく、どちらかと言うと“前年からの変化”が重要視されると言われています。
例えば前年50万円しか経費を計上しなかったにも関わらず、翌年急に200万円になっていると、税務署に不正を疑われやすくなるので注意しましょう。
実際必要な経費だった場合は、計上してもまったく問題ありませんが、不正を疑われないようにするには、経費の急な増加が目立たないように工夫するべきです。
1つの勘定科目における経費が急増した場合は、別の勘定科目への振り分けなどを行うことをおすすめします。
ちなみに、クリニックにおいて経費が急増してしまう理由には、従業員に支払う賞与の金額を増やしたことや、設備が故障して急遽購入したことなどが挙げられます。

【開業医の確定申告】経費に関して注意するポイント②しっかり事業と関連付ける

開業医が確定申告で経費を計上する場合、その経費をしっかり事業と関連付けることも重要です。
経費としてカウントしてもらうためには、その費用が事業に必要なものであることを証明しなければいけないためです。
例えばクリニックへの通勤に必要なものとして、車の購入費用を経費にする開業医は多くいます。
その車が、たとえ普段は開業医以外の家族が利用するものであったとしても、事業と関連付けることで購入費用を経費にできるのです。
もちろんこれは車だけでなく、書籍の購入費用や交際費、通信費など、あらゆる費用に関しても同じことが言えます。
したがって開業医は確定申告をする前に、さまざまな領収書などを改めてチェックし、事業と関連付けることで経費にできるものがないかを探るべきでしょう。

まとめ

開業医が確定申告において、うまく経費を計上するための注意点を解説しました。
確定申告での経費計上において1番怖いことは、実際に必要な経費にも関わらずそれが経費として認められないという状況に陥ることです。
そのような状況にならないために、開業医は確定申告が終了した時点で翌年の確定申告を見据え、なるべく経費に関する情報を集めておくことをおすすめします。
正しく経費を計上し、確実に節税できるようにしましょう。


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