クリニックの雇われ院長の存在~経営ノウハウと年収の関係から考える~


みなさんの中に開業前に経験を積みたい、と考えている医師はいませんか?
業界求人を探していると、よく雇われ院長のポジションを募集していることがありますよね。
雇われ院長には、どのようなメリットがあるでしょうか?
今回は、クリニックの経営ノウハウと年収の視点から考えてみたいと思います。

目次

クリニックの雇われ院長は、経営に関わる分年収が高い?

クリニックの中には、「雇われ院長」として経営者を募集していることがあるのですが、役職の分年収が良いのでしょうか?
一般的な企業の価値観で考えると、それなりのポジションになるにつれて、年収・給料面の待遇が良くなりますよね。
そう考えると、例え雇われの立場であっても、院長ならばそれなりの収入が見込めそうだと考えるでしょう。

雇われ院長の場合、クリニックで勤務している医師と比べると、院長手当等の手当の対象となります。
そのため、基本給と手当分を合わせると、通常の勤務医の場合よりは年収が高いということはあり得るでしょう。
ですが、単純に年収が高いポジションとも言い切れない事情があります。

クリニックは、大病院や公的な病院とは違い、経営面によってスタッフの給料が左右されますよね。
その流れからすると、院長の年収も経営に大きく左右されると言っていいでしょう。
下手をすると、他のクリニックの同じ役職と比較した時に、全然収入額が違うということはザラにあるのです。

ですので、手当分はプラスになりますが、基本給等の面に関しては経営状態に左右されると考えて下さい。

クリニックで雇われ院長の経験をするなら、経営ノウハウと年収のどちらを重視すべき?

ここで医師の中には、クリニックにおける雇われ院長というポジションを通して、経営ノウハウと年収、どちらを重視すべきかと疑問に思う人もいるでしょう。
この疑問の答えは、雇われ院長先のクリニックにあります。

例えば、年収面を重視したいならば、ある程度軌道に乗っていて収益面が安定しているクリニックの方が、年収を確保しやすいですよね。
一方で、経営ノウハウを重視する場合は、比較的新しいクリニックを探した方が学びが多いでしょう。
「雇われ」というポジションではありますが、何を重視するかでみなさんのニーズにより近い働き方ができます。

開業医を目指す人の中には、クリニックでの勤務医の経験を希望する人がいます。
ですが、ここまでの記事を読むと、雇われ院長というポジションも選択肢に入りますね。

参考URL日経メディカルキャリア
(https://medical-career.nikkeihr.co.jp/career_labo/jobsearch_tips/007/?esid=92I3sZOx3xsmsntIxKtogw0vYDZQluhIB41w_Ug7p12V0dlb7SNvQd0M_T1q3c_s&explicit=0)

まとめ

クリニックにおける雇われ院長には、経営と年収、2つのメリットがあります。
実際に経営をする立場になりますので、「雇われ」であっても重要なポジションに変わりはありません。
一方で、年収面に関しては、クリニックの経営状態によって差がありますから、一概に高年収とは言い切れません。
開業前の1つのステップとして、選択肢に入れておくことをオススメします。


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