開業医をはじめ、医療業界全体を取り巻く厳しい現状~コロナが決定打をうつ~


開業医の中には、経営状態が以前から好ましくないと感じている場合がありますよね。
開業医の経営上の課題として考えていたものが、コロナによって一気に明るみになりました。
その対応に追われている医師は、多いでしょう。
開業医を含む医療業界において、根本的な課題には何があるのでしょうか?

目次

開業医が直面したコロナによる経営難だが…

一般の人のイメージとして、開業医は安定して収入が得られる働き方だと思っている人が多いでしょう。
しかし、そんな開業医もコロナによる感染拡大により、患者数が激減したことから経営難に陥っているのです。
ですが、経営難に直面したのは今回の出来事がきっかけの1つであり、元々から問題を抱えていた人も少なくありません。

その問題とは、人口減少です。
都市部方面だとあまり実感がないかもしれませんが、地方で開業している医師にとっては、患者数が減少する一つの要因になっていますよね。
そもそも人口が少ない地域であればあるほど、受診する人数は限られてきます。
その影響は、すぐに表面化しなくても、経営の形で浮き彫りになっていたことでしょう。

このような状況があった中で、今回のコロナが直面したのです。
感染リスクを小さくするため、受診を控えている人もいますよね。
そのため、従来から孕んでいた課題が、きっかけは違っても表面化している現状になってしまっていると言えるでしょう。
開業医にとっては、今起こった問題でなく、前から不安視されていた事柄が爆発したようなものなのです。

開業医が考えるべきこと~コロナが終息しても元の状態に戻るのか?~

ここで、開業医はコロナが終息した後のことを、少しでも考えておかなければなりません。
なぜなら、今後コロナが終息したとしても、従来通りの医療体制や環境に戻る保障がないからです。
例えば、2020年度のインフルエンザの流行は、例年よりも限りなく少ない件数になっていますよね。

従来ならば、冬場の時期にはインフルエンザになってしまう人が続出し、注意喚起がなされていたことでしょう。
患者数が少ないのは、コロナ対策のおかげとも言えます。
密集した環境にいない、手洗いうがいをする、予防の基本をきちんと行っている人が増えてたために現れている状況なのです。
要するに、新しい生活様式が今後も定着するならば、経営難の状況は変わりません。

まだ先行きが見えない状況ですが、今耐えれば大丈夫でなく、将来的に立て直すことができる計画を立てることが重要になるでしょう。

まとめ

開業医を含め医療業界は、現在コロナのダメージで苦しんでいます。
経営状態に関わらず、職員の働き方や待遇等、悩ましい状況の改善がされているような状況ではありませんよね。
ですが、このような状況は、地域によっては少なからず事前に把握していたことなのかもしれません。
「コロナだから」というのでなく、従来からの課題が爆発している状況だと捉えるべきででしょう。


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