美容クリニック同士の差別化が難しくなっている背景とは?


突然ですが、みなさんは利用するクリニックをどのような視点で選んでいますか?
診療科によっては、どこが良いのか分からない場合もありますよね。
特に判断が難しいのは、美容クリニック業界だと言われています。
美容クリニック同士でも、差別化が難しくなっている背景には、一体何があるのでしょうか?

目次

美容クリニック同士の差別化が困難な背景~①過大広告による弊害~

「美容クリニックはどこも同じ」と差別化が難しくなっている背景の1つには、過大広告が関係しています。
現在の広告ルール上ではNGですが、「○○の治療を確立したクリニック」というのは分かりやすい広告内容になりますよね。
その結果、このクリニックに治療を任せたいと考える人がいるでしょう。

ですが、上記の文言には疑問点があることに気付きますか?
ある治療を確立したクリニックというのは、どこで証明することができるのでしょうか?
これは、事実として認識できる場合とそうでない場合がありますよね。
業界内ではその判断が容易にできるかもしれませんが、素人である利用者からすると本当のように感じてしまいます。

そのため、現在の広告ルールに則った形で広告を作成しても、中々差別化が難しい現状になってしまっているのです。
自分のクリニックの強みを出すことは大切ですが、どうしても内容の重複は避けられませんよね。
このような事情から、受け手には同じような内容に感じてしまうのです。

美容クリニック同士の差別化が困難な背景~②簡単に情報発信ができること~

差別化が難しい背景の2つ目の要素は、世の中に情報が溢れかえってしまっていることです。
近年の広告手法として、WEBページだけでなく、SNSを活用したアピールは欠かせませんよね。
しかし、便利だからこそ、簡単に情報が手に入るからこその弊害が生じているのです。

問題点は、「情報の正確さ」にあると言っても過言ではありません。
美容クリニックに関わらず、世の中には正しい情報もあれば、間違った情報が流れていることが多いですよね。
その判断は、情報を受け取った私たちが自分で行わなければならないでしょう。
先程紹介した過大広告の件にも言えることですが、間違った情報を信じてしまい、クリニック選択をしてしまう事例もあります。

このことは、悪質な情報を提供しているクリニックだけでなく、全てのクリニック経営者に言えることです。
そんな今だからこそ、情報の正誤性は美容クリニックの差別化に大いに影響すると言えるでしょう。

まとめ

美容クリニック同士の差別化には、治療法等のアピールの他に情報の正確さも関わってきます。
なぜなら建物の清潔さやスタッフの良さは、経営上基本的なことですから、この部分での判断は難しいからです。
従って、差別化で重要なのは、患者さんに信頼してもらえるような正しい情報を伝えることに尽きるでしょう。
正確な情報を伝えることは治療だけでなく、今後の信頼関係にも関わりますので、基本に立ち戻ることが大切です。


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