【2021年版】遠隔診療を導入するなら~先輩医師からのアドバイスを紹介します~


遠隔診療の導入は、多くのクリニックで一般化されつつあります。
ですが、具体的な導入事例や苦労話を聞く機会は、まだまだ少ないですよね。
すでに導入された医師は、どの部分で苦労されたのでしょうか?
今回は、遠隔診療の導入がすでに行われたクリニックの先輩医師から、その体験談を聞いてみましょう!

目次

遠隔診療を実施するなら~導入前後にニーズのアンケートを!~

遠隔診療を導入する場合、通常の診察時間とリンクさせた形で利用しようと考える医師が多いですよね。
実際に、そのような形で業務が行われているクリニックもありますが、そうでないクリニックもあります。
一体、何故なのでしょうか?

実は、患者さんが遠隔診療を受けたいと思っている時間帯は、医師が想定している時間と違っていることが多いにあり得るのです。
例えば、医師は通常の診察時間内で対応できると思っていても、患者さんからすると、少し遅い時間に対応してくれた方が助かる場合がありますよね。
このように、医師が思っていることと患者さんのニーズが違うことがあります。
このことはピッタリと合うようにしなければ、収益にも影響が出てくるでしょう。

ですので、導入前後にアンケート等で患者さんのニーズを知る機会を設けることをオススメします。
事情が分かると、経営戦略や業務時間の設定を考えやすいですよね。

遠隔診療の普及率は患者にかかっている?~導入時の難関に対応できる人材を育てる~

ところで、遠隔診療がスムーズにできるカギは、医師やクリニックが導入時に頑張れば良いと思っていませんか?
これは、半分正解で、半分間違っているのです。
なぜかと言うと、確かに仕組みを整えるのはクリニック側の役割ですが、実際に利用するかどうかは患者さんに委ねられていますよね。
その際に、デジタル機器に疎いため、本当は利用したくても利用できない患者さんがいた場合どうでしょうか?

上記の事情は、よくあることなのです。
これが、遠隔診療の普及が進まない最大の理由と言っても良いくらいでしょう。
そのため、クリニック側で利用を促すならば、システム導入に詳しいスタッフを育成し、患者さんのサポートをすることが必要になります。
現在のシステムでは、アプリのダウンロード等、難しい操作が必要な内容はありません。

操作上の不明点が解消されると、利用するメリットが患者さんにも伝わるでしょう。

まとめ

近い将来、遠隔診療の導入は必要不可欠となっていきます。
しかし、導入がクリニックの一方通行で行われたならば、患者さんにとって利用しやすいとは言い難いものになってしまいます。
利用しやすい時間帯に耳を傾けてくれたり、アプリ等の操作の相談に対応してくれたりするクリニックだと、自然と安心感が出てきますよね。
患者さんの声を聞くというのは、診療に限ったことではありませんので、これからの導入時にお役立て下さい。


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