コロナの影響は、病院全体の経営の悪化に留まりません。
そこで働いている医師にも、収入減という状況を招いているのです。
さらに、医師のアルバイトをコロナの影響から禁止している病院も増えています。
そして、開業医にもこの影響が波及しているのです。
一体、どのような状態になっているのでしょうか?
目次
医師のアルバイト禁止で収入源を失う
病院側が医師のアルバイトの禁止を設定した結果、多くの医師が収入源を失っています。
医師と言っても、安定的な収入を得られる段階になるまでは時間がかかります。
そのため、病院の当直やクリニックを掛け持ちして、なんとか稼いでいる人も少なくありません。
しかし、安全性の視点からアルバイトが禁止されたとなると、稼げるはずだったお金が入ってきません。
その結果、本業の業務を一生懸命に行っていても、中々収入が確保できない状況になっているのです。
収入減で悩んでいる医師の中には、月10万円しか稼げてないという人もいます。
上記の金額だと、生活することもままなりません。
病院やクリニック全体の経営を直撃していることは多くの人が知っていますが、そこで働いている医師やスタッフの現状がまだまだ伝わっていません。
やっと、看護師や医師のリアルな状況が広まってきているのです。
そう考えると、アルバイト禁止の影響力は大きすぎると言えます。
医師のアルバイト禁止はバイト先のクリニックにも影響する
さらに、困るのは医師本人だけではありません。
開業医の中には、サブ的なポジションとして医師のアルバイトを雇っていることがあります。
医師の本業の勤め先で、アルバイト禁止令が出されてしまうと、バイト先の業務に支障が出てしまうのは明らかです。
つまり、アルバイト先のクリニックの戦力が足りなくなるため、開業医としては困る状態になっているのです。
特に、地方や遠方の地域にあるクリニックだと、アルバイトであっても重宝されます。
アルバイトの存在は、地域医療にとって欠かせません。
禁止状態がまだまだ長引いてしまうと、地域の人にとっても医療サービスが受けられませんから問題なのです。
医療崩壊は、大きな病院だけの問題ではありません。
小さな病院やクリニックでも、診察体制が整わなければ該当するのです。
開業医のみなさんは、上記の状態になっても医療サービスが続けられるように、対策を練っておきましょう。
まとめ
今回は、医師のアルバイト禁止を話題として取り上げました。
アルバイトの禁止は、それで収入を補っていた医師本人の収入に直結しますので、大きな悩みになっています。
さらに、アルバイト先のクリニックにおいても、重要な戦力が欠けてしまうことから、医療体制の維持がより厳しい状況になりかねません。
アルバイト頼りに業務を行うのでなく、普段から緊急事態に備えたシミュレーションを考えるようにするのがベストです。