開業医の引退後は戸建てからマンションへ移るべき?


一戸建てに住んでいる高齢の開業医の方には、すでに引退を考えている方もいるかと思います。
また、引退を考える年齢ともなると、子どもが家を出て独立し、部屋を持て余しているというケースも多いです。
では、このような場合は一戸建てを売却して、マンションに移るべきなのでしょうか?
詳しく解説します。

目次

【結論】戸建てを持て余しているならマンションに移るべき

結論から言うと、一戸建てを持て余しているという開業医の方は、マンションに移ってセカンドライフをスタートさせるべきだと言えます。
なぜなら、マンションに移ることで、安全面や生活のしやすさ、金銭面などにおいてさまざまなメリットが生まれるからです。

安全面のメリットについて

開業医の引退後に、一戸建てからマンションに移ることで得られる安全面のメリットは、主に以下の通りです。

・詐欺に遭う可能性が下がる
・管理人が常駐している

詐欺に遭う可能性が下がる

一戸建ての場合、セールスマンなどに対して直接対応しなければならないことが多いため、詐欺に遭う可能性が高くなります。
一方、オートロック完備のマンションに移れば、開錠しない限り部屋の前まで来られることはありません。
開業医の方は、他の一般的な職業と比べて高収入であることから、詐欺まがいのセールスにおけるターゲットになりやすいため、こちらは大きなメリットです。

管理人が常駐している

マンションによっては、常に管理人が常駐している場合もあります。
そのため、何かしらのトラブルに遭遇したり、病気になったりしたとき、サポートしてもらいやすくなることが期待できます。
特に、配偶者とも死別し、1人暮らしをしている方などにとって、管理人はとても頼りになります。

生活面のメリットについて

続いては、マンションに移ることで得られる生活面のメリットを見てみましょう。
具体的には、以下のようなメリットがあります。

・掃除、メンテナンスの負担が減る
・段差が少ない
・好立地であることが多い

掃除、メンテナンスの負担が減る

一戸建ての場合、複数の部屋を掃除しなければいけないため、とても大変です。
また、庭がある場合だと、草むしりなどのメンテナンスも自分自身で行う必要があります。
一方、マンションは戸建てより狭いケースが多いため、掃除の負担は少なくなりますし、自身で庭をメンテナンスする必要もありません。
もちろん、分譲マンションの場合は管理費、修繕積立金を管理組合などに支払う必要がありますが、自身でメンテナンスをする場合もある程度のコストがかかることを考えると、こちらはそれほど大きな出費ではないと言えます。

段差が少ない

基本的に1フロアに住むことになるマンションは、一戸建てと比べて段差が少ないです。
そのため、階段の昇り降りが辛くなっているという方でも快適に過ごせるでしょう。
また、マンションの中には手すりが付いていたり、玄関がフラットになっていたりするバリアフリー物件もあります。

好立地であることが多い

一戸建てに比べ、マンションは好立地に建築されることが多いです。
例えば、駅チカのマンションの場合、アクセス環境に優れている上に、商業施設なども近くなり、何かと暮らしやすくなることが予想されます。

金銭面のメリットについて

最後に、金銭面のメリットについて解説しましょう。

・電気代を抑えやすい
・火災保険の金額がお手頃

電気代を抑えやすい

マンションの中には、断熱性に優れている物件も多く、エアコン代は抑えやすいです。
また、一戸建てに比べて電気を付ける部屋が少ないため、こちらも電気代の節約に繋がります。

火災保険の金額がお手頃

マンションは耐火性能が高く、一戸建てに比べて火災保険の金額が安いケースが多いです。
引退後の開業医の中には、何らかの年金で生活している方もいるため、こちらは大きな負担減だと言えます。
ちなみに、エリアなどにもよりますが、マンションは一戸建てより固定資産税も安い場合がほとんどです。

戸建ての価値が下がる前に売却を!

マンションに移る場合は、価値が下がる前になるべく早く一戸建てを売却しましょう。
少しでも手元に資金が残れば、それをマンションへの入居費用に回せるためです。
ただし、子どもに不動産を相続しようと考えている方や、今住んでいる一戸建てを離れたくないという方は、もちろん無理やり売却する必要はありません。
また、開業医を退いた後も、非常勤医師や健康診断医、産業医など、何らかの形で医師の仕事を続けていくという方は、資金的な余裕が大きくなるため、それを活かして選択肢を広げることも考えましょう。

まとめ

ここまで、開業医の引退後に一戸建てからマンションに移るという選択肢について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
マンションでセカンドライフをスタートさせるという方は、実際多く存在します。
特に身体が不自由な方、広すぎる一戸建てでの生活に負担を感じている方は、ぜひマンションに移ってください。
そうすることで、きっとこれまでよりも快適な生活を送ることができます。


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