【開業医引退後の生活】代表的な土地活用の方法について


開業医という立場を退いた後、土地活用を行い、悠々自適な老後生活を送りたいという方は少なくないと思います。
しかし、初めて実践する方は、どの方法を選べば良いかわからなくなるケースも珍しくありません。
今回は、土地活用の中でも代表的な方法の特徴について詳しく解説しますので、興味がある方は参考にしてください。

目次

代表的な土地活用の方法

一口に土地活用といっても、その方法は多岐にわたります。
代表的なものとしては、主に以下のようなものが挙げられます。

・賃貸経営
・駐車場経営
・太陽光発電
・トランクルーム経営
・定期借地
・店舗経営

賃貸経営

代表的な土地活用の方法と言えば、やはり賃貸経営です。
賃貸経営は、主にアパート経営、マンション経営、戸建て物件経営、オフィス経営の4つに細分化され、それぞれが微妙に異なる特徴を持っています。
アパート経営は、比較的少ない初期費用で始められるものであり、マンション経営には、建物の設備や機能性、物件の収益性がアパートよりも優れているというメリットがあります。
また、戸建て物件経営は、主にファミリー層がターゲットとなるため、比較的入居者の質が高く、空室ができにくいというのが大きなメリットです。
そして、オフィス経営は、居住用物件よりも高い賃料を設定しやすく、初期費用を回収するまでに、それほど時間がかかりません。
例えば、相続した空き家の状態が良かったり、その空き家を建て替える余裕があったりする方は、開業医を引退した後、賃貸経営を検討してみましょう。

駐車場経営

駐車場経営も、土地活用の方法としてはとてもポピュラーです。
大きなメリットとしては、建物を建築しなくても始められること、転用性が高いことが挙げられます。
また、駐車場は、基本的にどのエリアにおいてもニーズが高いため、立地の影響をあまり受けませんし、狭い土地でも実践可能だというところも魅力です。
そのため、狭い土地の使い道がなくて困っている方は、ぜひ駐車場経営を実践してみましょう。
土地を整地するだけでも、立派な駐車場が出来上がります。

太陽光発電

太陽光発電は、ソーラーパネルを設置して電気を集め、電力会社に販売して利益を得るという土地活用法です。
他の土地活用と比べて、メンテナンスの頻度が少なく、一度スタートさせてしまえば、継続して安定収入が得られるというのがメリットです。
また、太陽光発電は利回りも高いため、周辺に日の光を遮るものがない、広大な土地を有している方は実践すべきだと言えます。

トランクルーム経営

トランクルーム経営は、個人や企業の物品を収納する、言わば貸し倉庫を経営することで、利益を得るという土地活用法です。
駐車場経営と同じく、初期費用が少ない、転用性が高いというメリットがあります。
日当たりが悪い、アクセス環境が悪い、あるいは騒音がひどいなど、人が生活する場所として、あまり適さないエリアに土地を所有している方は、トランクルーム経営を検討してみても良いでしょう。

定期借地

定期借地は、店舗あるいは賃貸物件の経営者に対して、長期間土地を貸し出し、賃料を得るという土地活用法です。
借主である経営者が、更地に建物を建設し、事業を行うため、土地を所有する方は、一切初期費用を負担する必要がありません。
また、定期借地は、10~30年に渡って土地を貸し出すことになるため、長期間継続した安定収入を得ることも夢ではありません。
もちろん、定期借地契約が終了すれば、その土地は所有者の手元に返還されます。
長期間土地を貸し出すことになっても、特に問題ないという方におすすめの土地活用法です。

店舗経営

所有する土地に店舗を建築し、経営者に貸し出すことによって利益を得るという方法です。
土地の所有者自らが建物を建築するというところが、定期借地とは異なる点です。
また、経営する店舗としてポピュラーなのは、やはりコンビニエンスストアです。
比較的交通量が多い道路に面しており、なおかつ駐車場も完備できるような広い土地を所有する方は、この方法を選択すべきだと言えます。
ちなみに、コンビニだけでなく、ラーメン店やファミリーレストラン、ドラッグストアやスーパーマーケットなどの経営を行うケースもあります。

土地を持っているだけでは意味がない

開業医時代から土地を所有しているのであれば、必ず何らかの形で土地活用をすべきです。
当然のことですが、使用していない土地は、ただ所有しているだけでは何の利益も生み出してくれません。
むしろ、固定資産税がかかり続けることによって、どんどん収支はマイナスになっていきます。
また、更地のまま所有している土地は、建物が建っている土地よりも、固定資産税が高額になってしまうため、早急に動き出すべきだと言えます。

まとめ

ここまで、代表的な土地活用の特徴について解説してきましたが、ご自身に合いそうな方法は見つかりましたか?
どの土地活用法を選べばいいかわからないという方は、まず自身が所有する土地の現状を改めて把握し、適している方法を見極めるところから始めましょう。
また、土地を所有していない方は、開業医引退後の収入源として、土地活用にどのようなことを求めるのかを考え、適切な方法を選択してください。


この記事に関するお問合わせ

    お名前 *

    メールアドレス *

    メールアドレス(確認用) *

    お問合せ内容 *