【開業医の住み替え】不動産売却の悩みはどこに相談すれば良い?


住み替えに伴う不動産売却を完了させるためには、さまざまな手続きを行わなければいけません。
また、初めて売主になる開業医の方は、売却までの過程において、わからないことがたくさん出てくることで、スムーズに手続きが進まないことも考えられます。
では、不動産売却における悩みは、一体どこに相談すれば良いのでしょうか?

目次

悩みの種類によって相談先は異なる

不動産売却に関する相談をする際は、まず自身がどのような種類の悩みを抱えているのかを再確認しましょう。
その上で、もっとも適した相談先に相談するのがベストです。
ちなみに、不動産売却に関する悩みには、主に以下のような種類があります。

・売却時の税金に関する悩み
・不動産の価格に関する悩み
・境界、測量に関する悩み
・登記変更に関する悩み
・相続に関する悩み

では次に、これらの悩みを解決してくれる相談先を1つずつ解説しましょう。

売却時の税金に関する悩みの相談先

住み替えに伴う不動産売却時には、以下のような税金が発生します。

・印紙税
・登録免許税
・住民税
・譲渡所得税
・復興特別所得税

しかし、これらの税金を計算することは、初めて不動産売却をする方にとって、決して容易ではありません。
そのため、売却時の税金について、少しでも悩みや不安がある方は税理士に相談しましょう。
税理士は、会計や税務のプロフェッショナルであり、不動産売却において欠かせないパートナーとも言えます。
税理士会は、各都道府県において、定期的に対面での無料相談などを実施しているため、まずはこちらを利用することをおすすめします。

不動産の価格に関する悩みの相談先

不動産売却を行う際には、必ず不動産会社に依頼し、査定価格を算出してもらいます。
こちらの手続きにより、売主はある程度どれくらいの価格帯で不動産を売却できるのかイメージすることができます。
しかし、複数の不動産会社に査定を依頼し、各社で価格のバラつきが出てしまった場合、どの価格を信頼すべきなのか、わからなくなってしまうことがあります。
このような場合は、信頼できる不動産鑑定士に相談しましょう。
不動産鑑定士は、名前の通り不動産の鑑定評価を行う専門家であり、法律に基づいた緻密な価格査定を実施してくれるため、前述のような悩みは解決できます。
ただし、査定には1ヶ月程度の期間を要することがあるため、依頼するのであれば、早めに相談しておくことをおすすめします。

境界、測量に関する悩みの相談先

初めて戸建ての不動産を売却する開業医の方の中には、境界や測量に関する悩みを抱えている方も多いです。
例えば「隣地との境界がわからない」「隣地の持ち主と境界の認識が違う」といった悩みです。
境界問題は、不動産売却の進捗を妨げる大きな原因となるため、少しでもわからないことがある場合は、早急に土地家屋調査士に相談しましょう。
土地家屋調査士は、不動産の“表示に関する登記”について、調査や測量、登記を行う有資格者です。
境界に関する知識は豊富に持っているため、とても頼りになります。
もちろん、境界の確定、測量図の作成に関しても、土地家屋調査士に依頼することが可能です。

登記変更に関する悩みの相談先

不動産売却に登記は付き物です。
例えば、住宅ローンで購入した不動産を売却する際は、抵当権抹消登記をしなければいけませんし、売却前には住所変更登記も実施する必要があります。
これら登記変更に関する悩みは、その道のプロである司法書士に相談してください。
また、登記変更の手続き自体も、司法書士に依頼するのが賢明です。
登記変更は、売主自身が実施することもできますが、手間と時間がかかることに加え、複雑なものが多く、間違いや記入漏れが発生するケースは非常に多いです。
もちろん、登記代行を依頼する費用はかかりますが、こちらは不動産売却において、必要な支出だと言えます。

相続に関する悩みの相談先

開業医の方の中には、親から相続された不動産を売却し、新たな住宅を購入しようと考えている方もいるかと思います。
しかし、相続問題はトラブルに発展しやすく、当事者だけで解決するのが難しいケースも多々あります。
特に、不動産は預貯金などの財産とは違い、現物のまま複数の相続人で分割するのが難しいため、トラブルの原因になる可能性は多いにあります。
このような相続された不動産の売却に悩んでいる方、あるいは相続トラブルに困っている方は、弁護士に相談しましょう。
弁護士は、相続トラブルを未然に防ぐ方法、トラブル発生時の適切な対応などに関するアドバイスをくれるスペシャリストです。
ちなみに、不動産売買の契約などについて、相手方とトラブルが発生したときも、弁護士は心強い味方となります。

まとめ

ここまで、不動産売却における悩みの相談先について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでもわからないことがある場合は、1人で抱え込まず、すぐ有識者の声に耳を傾けましょう。
そうしなければ、問題やトラブルはますます大きくなっていく可能性があります。
もちろん、不動産売買全般の知識を有している不動産会社も、信頼できる相談先の1つです。


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