【開業医の老後生活】物件タイプ別・中古マンション購入時のポイント


開業医の方が引退後、中古マンションを購入する場合、まず家族構成や予算を考慮して、そこからさらに購入する物件を絞り込みます。
このとき、当然どのような中古マンションを購入するのかによって、チェックするポイントも変わってきます。
ここからは、中古マンション購入時のポイントを物件タイプ別に解説します。

目次

中古マンションのタイプについて

中古マンションの物件タイプに関しては、大きく以下の3つに分けられます。

・単身者向け中古マンション
・DINKS向け中古マンション
・ファミリー向け中古マンション

ちなみに“DINKS”とは、子どもを持たない夫婦のことを指しています。
“Double Income(共働き)”と、“No Kids(子どもを持たない)”という言葉のスペルを組み合わせた言葉です。
つまり、DINKS向け中古マンションは、子を持たない共働き世帯向き中古マンションということになります。

中古マンション購入時のポイントをタイプ別に見てみよう

では、ここからいよいよ本題に入ります。
中古マンション購入時のポイントは、物件タイプによって千差万別であるため、しっかりと押さえておきましょう。

中古マンション全般における購入時のポイント

まずは、中古マンション全般における購入時のポイントです。
中古マンションを購入する際は、タイプを問わず以下の点を必ずチェックしましょう。

・構造に関すること
・管理状況
・修繕履歴、修繕計画
・安全性
・実際住んでいる住民の声 など

中でも入念にチェックしておきたいのは、やはり構造に関することでしょう。
具体的には、壁や床に傾きはないか、柱に歪みはないか、立て付けが悪いところはないかといったポイントのチェックです。
また、大きなシミがある場合は、配管から水漏れしている可能性もあるため、こちらのポイントも押さえておきましょう。
ちなみに、住民の声は直接聞くのではなく、口コミサイトなどでチェックすることをおすすめします。

単身者向け中古マンションにおける購入時のポイント

単身者向け中古マンションを購入する開業医の方は、以下のポイントをチェックします。

・帰宅から寝室で睡眠を取るまでの動線が動きやすいかどうか
・リビングや寝室だけでなく、洗面所などにも十分な収納スペースがあるかどうか
・オートロック付き、鍵付きエレベーター付きなど安全性に配慮されているか
・24時間ゴミ出し可能なゴミ捨て場など、暮らしをサポートしてくれるサービスがあるかどうか など

単身者向け中古マンションを購入する際は、本当に1人暮らしを充実させられるタイプの物件であるかどうかをチェックします。
例えば、単身者の方は普段家を空ける機会が多いため、セキュリティ性を重視すべきですし、夜中などに帰宅する場合でも、快適な生活が送れるようなサービスがあるかどうかもチェックしなければいけません。

DINKS向け中古マンションにおける購入時のポイント

次に、DINKS向け中古マンションを購入する際のチェックポイントを見てみましょう。
具体的には以下の通りです。

・夫婦が互いに1人になれる空間があるかどうか
・一緒に食事をするのに十分なダイニングスペースはあるかどうか
・効率的に家事ができる動線はあるかどうか
・浴室乾燥機や食器洗い乾燥機など、家事の手間や負担を減らす設備があるかどうか など

引退後もクリニックの業務に携わるという開業医の方が、DIINKS向けの中古マンションを購入する際は、共働きをするお互いが生活しやすいように、1人になれるスペースを確保できるタイプの物件かどうか、チェックしなければいけません。
また、プライベートばかりを重視していると、夫婦でコミュニケーションを取る機会が減少するため、一緒に食事が摂れるスペースが十分かどうかも確認しておきましょう。
もちろん、DINKS世帯は双方で家事を分担して行うことも多いため、家事動線や家事の負担を減らす設備などに関しては、夫婦2人でチェックするべきです。

ファミリー向け中古マンションにおける購入時のポイント

では、ファミリー向け中古マンションを購入する際のチェックには、どのような点が挙げられるのかを見てみましょう。

・家族全員で食事ができる広さのリビングがあるかどうか
・キッチンからリビングダイニング全体を見渡せるかどうか
・子どもが音を立てても迷惑にならないような遮音性が確保されているかどうか
・子どもの自転車置き場、ハイルーフ車対応の駐車場があるかどうか など

ファミリー向けの中古マンションを購入する際は、やはり子どものことを中心に考え、適したタイプであるかどうかを確認する必要があります。
例えば、広々としたリビングダイニングキッチンであっても、キッチンからリビングダイニング全体を見渡せない構造の場合、料理をしながら子どもの状況を把握することができません。
また、ファミリー世帯に必要な設備が整っているかどうかも、重要なチェックポイントとなります。
特に、中古マンションの駐車場が、ファミリー世帯が所有していることの多いハイルーフ車に対応しているかどうかなど、忘れがちなポイントは必ず押さえておきましょう。

まとめ

ここまで、開業医の引退後における、中古マンション購入時のポイントをタイプ別に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
中古マンションを購入するのであれば、まず自身の世帯にとって何が必要なのか、前もって把握しておきましょう。
そうすることで、たとえどのような中古マンションを購入することになっても、後々後悔する可能性は低くなります。


この記事に関するお問合わせ

    お名前 *

    メールアドレス *

    メールアドレス(確認用) *

    お問合せ内容 *