親のクリニックを継ぐことになったり、長年勤務するクリニックを親族外承継することになったりした方には、「自分は開業医を継ぐのに向いているのか?」という不安を抱える方もいるでしょう。
今回は、開業医を継ぐのに向いている人物の特徴について解説しますので、自身が当てはまっているかどうか確認してみてください。
目次
開業医を継ぐのに向いている人物の特徴①新しいものを吸収する意欲がある
新しいものを吸収する意欲がある方は、開業医を継ぐのに向いていると言えます。
勤務医の場合、職場にいれば学会や医療技術の動向など、新しい情報をキャッチする機会が多くありますが、開業医はそうではありません。
そのため、現状に満足せず、常に新しいものを吸収しようと努力しなければ、開業医は務まらないでしょう。
開業医を継ぐのに向いている人物の特徴②人の意見に耳を傾けられる
人の意見に耳を傾けられる方も、開業医を継ぐのに向いていると言えます。
開業医は、クリニックにおけるすべての決定権を持っていますが、従業員や患者の意見に耳を傾けずにいると、独裁的な経営になってしまい、なかなか信頼を得ることができません。
そのため、受け入れるべき意見は素直に受け入れ、形にして見せることを意識する必要があります。
開業医を継ぐのに向いている人物の特徴③完璧主義ではない
開業医を継ぐのに向いている方は、完璧主義ではない方です。
経営者として、完璧を求めることは決して悪いことではありませんが、完璧を求めすぎると、従業員が委縮してしまい、働きにくい職場環境になってしまいます。
そのため、多少思い通りにいかないことがあったとしても、そこは寛容な心で受け止めることが大切です。
開業医を継ぐのに向いている人物の特徴④楽観的な性格
楽観的な性格の方も、開業医を継ぐのには向いていると言えるでしょう。
開業医となった直後は、毎日のようにトラブルが起こることが予想されます。
ただ、1つ1つのトラブルを引きずっていると、失敗を恐れてしまい、経営者としての手腕を発揮できません。
一方、物事を楽観的かつ前向きに考え、次に進んで行けるような精神力があれば、開業医としてどんどん成長していけるでしょう。
まとめ
ここまで、これから開業医になる方に向けて、開業医を継ぐのに向いている人物の特徴について解説しましたが、自身に当てはまる項目はありましたでしょうか?
この他にも、開業医を継ぐ人物には、計画性や責任感、コミュニケーション能力などが求められます。
もちろん、何より必要なのは、「開業医として成功する」という強い覚悟です。