よくクリニックのスタッフ同士でのトラブルを回避するには、「コミュニケーションを取ること」とは、よく言われたものです。
ですが、どのタイミングで声をかけるべきか、難しいですよね。
実は、トラブル等で悩んでいる人には、共通してみられる兆候があります。
一体、どのような兆候が見られるのでしょうか?
目次
クリニックのスタッフがトラブルにより発する兆候~①必要以上のコミュニケーションを取らない~
まずお話しする兆候は、クリニックのスタッフ同士のトラブルから発展する内容です。
それは、仕事以外のコミュニケーションを全くとらないということ。
あまりおしゃべりが過ぎるのも、患者さんからの印象が悪くなってしまいますが、なさすぎるというのもちょっとしたトラブルのサインになります。
ところで、みなさん自身の理想の職場には、どのようなイメージがありますか?
その中には、スタッフさん同士が和気あいあいとしていて、和やかなイメージがあるかもしれません。
そのイメージと真逆になっているということは、何かしらの問題を抱えている可能性があるのです。
公私を分けて考えているならば違うかもしれませんが、それ以外の理由があるなら大きなトラブルに発展する前にヒアリングしておく必要があるでしょう。
もしかすると、医師自身には見えていない問題を抱えているかもしれません。
クリニックのスタッフがトラブルにより発する兆候~②不満を言わない~
職場に対して不満を言わないというのは、本当に職場に満足しているか、退職を考えているのかのどちらかになります。
前者の場合ならばいいですが、後者の場合だと、医師自身も改善に乗り出す必要がありますよね。
そう思わせている理由には、クリニックのスタッフが日頃の業務や人間関係等のトラブルに巻き込まれ、疲弊してしまっている可能性があります。
そのような状態では、不満を言うという行動には出られませんよね。
経営者の視点から見ると、不満に対しては改善できますので、言ってくれた方が有難い時もあります。
ですが、それすらもないということは、問題の本質が見えてきませんから、トラブルがあったとしてもその発見ができないのです。
これは、スタッフ運営をしていく上でも痛手になるでしょう。
そのため、スタッフから不満がなくなった時は、何か変化があったのか、話を聞く機会を設けるべきです。
まとめ
クリニック内でスタッフ同士のトラブルが発生した場合、必ず全体の雰囲気が変わります。
大切なのは、ココからです。
いつもと雰囲気が違うと分かった時は、必ずその人に対してコミュニケーションを取り、原因をしっかりと把握するようにして下さい。
コミュニケーションが苦手だと感じる人でも、日頃からスタッフさんと少し業務以外の会話をしておくと、状況変化が掴みやすくなるでしょう。