看護師の求人を出す際、初めての診療科でも教育システムがあるかどうかは、求職者に選ばれるポイントとなりますよね。
しかし教育システムの作成は、医師にとって未知の世界とお思いでしょう。
そこで野放しにしてはいけません。
例えば一般病院では、新人・中途看護師に対して、教育計画を設けていることがありますよね。
どんな内容なのか、覗いてみましょう。
目次
看護師の教育計画~経験年数ごとに目標が違う~
看護師の教育計画は、1年目の新人さんが受ける内容と、それ以降の年数によって内容が違っていきます。
1年目は、とにかく病院での業務に慣れることが前提に置かれています。
看護にあたって基本的な内容は、他の仕事と同様に1年目に叩きこまれると思って下さい。
その状況を踏まえた上で、2年目以降からは自立して業務が行えるか、指導する立場になっても問題ないかという視点に重きが置かれます。
1年目を乗り切ったとしても、まだ経験が浅い看護師にとっては、日々の業務をこなすことで一杯一杯ですよね。
そのため、少しずつ自立して業務が行えるような教育計画が段階的に設定されているのです。
そして、6年目以降になると、今度は業務改善に視点が置かれるようになり、職場全体を把握しながら業務を行うことが目標設定になります。
クリニックの場合に置き換えると、大きな病院と同じような内容が難しいこともあるかもしれません。
ですが、ステップアップしていくためには、その人や経験年数にあった教育計画が必要なことが分かるでしょう。
看護師の教育体制「プリセプター制度」を導入して教育計画を考える
また、病院の中には看護師の教育計画の他に、プリセプター制度を導入している所があります。
この仕組みを導入しているクリニックを、聞いたことがある人もいるかもしれません。
これは、教育対象者に専任担当者を設ける仕組みで、1対1で教育を行っていく仕組みになります。
教育するとなっても、担当者を決めなければ、人によって判断が違うことから困ってしまうということもありますよね。
また、状況によっては、新人さんがたらい回しにされてしまうこともあるでしょう。
このような状況を回避するためには、画期的な制度なのです。
教育計画やその流れ等が事前にイメージできると、求職者も職場のイメージがつきやすいですよね。
そのため、多くの病院、クリニックでは教育関係のことをホームページに記載していることがほとんどなのです。
みなさんのホームページはどうですか?
まとめ
今回は、看護師に対する教育計画についてご説明しました。
1年目はどの仕事でも重要視されますが、それ以降は自立したと見なされてしまいがちです。
しかし、看護師の場合は、2年目以降や主任向けといった形で、それぞれのステージで目標設定がされています。
しっかりとした目標設定やサポート制度は、スタッフのモチベーションに繋がりますから、開業した後も吟味すべきです。