年収500万円以上も?美容看護師の給料が高い3つの理由!ノルマはきつい?

年収の高さだけで、職場の良し悪しが決まらないものの、できるなら年収の高い場所で働きたいと思う方は多いです。一般的な病院で働いている看護師の中には、美容看護師は年収が高いと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

美容看護師の中には、年収500万円以上の人もいます。ここでは、美容看護師の気になる年収をはじめ、一般的な病院勤務の看護師に比べて年収が高い理由などをまとめました。

美容看護師の年収は約360〜480万円程度

美容看護師の平均的な年収は、約360〜480万円程度です。一般的な病院に勤務している看護師の中には、そこまで年収に差がないと思う人もいるかもしれませんが、美容看護師は基本的に夜勤がないうえでこの年収です。

基本月給は、30〜40万円程度であることが多く、一般的な病院勤務よりも高いことがわかります。美容クリニックの種類ごとに、細かな月収は以下のとおりです。

美容皮膚科30万〜34万円
脱毛30万〜40万円
美容外科33万〜40万円

ここでは、東京における美容クリニックの月収相場を提示しているため、地方によっては少し月収が下がってしまうこともあります。

美容クリニックの中でも、とくに美容整形外科では、給料が高い傾向です。美容整形外科では、大掛かりな手術が多く、患者の支払う金額が大きくなることが理由として挙げられます。

また、基本給とは別で売上連動のインセンティブ制度を導入しているクリニックもあります。施術の契約や商品の販売が成立した際に給料が上乗せされ、年収500万円以上を稼ぐ美容看護師も存在する業界です。

美容看護師の年収が比較的高い3つの理由

夜勤をしなくとも年収が高い美容看護師ですが、それには大きく分けて3つの理由があります。

理由1.施術が自由診療だから

美容外科や美容皮膚科の施術は、一般的な病院と異なり基本的に自由診療です。自由診療では、公的な医療保険が適用されていないため、提供するサービスや商品の価格は、クリニック側が自由に決めて良い仕組みになっています。

例えば同じシミ取りに関する治療でも、Aクリニックでは10万円、Bクリニックでは20万円だったとすると、Bクリニックのほうが、収益が大きくなり、看護師の給料にも反映されやすくなるのです。

また、サービスや商品の単価だけでなく患者数が多いクリニックにおいても、クリニックの収益が大きくなるため、看護師の給料にも反映されやすいといえます。

理由2.売上目標を達成するとインセンティブが入るから

美容外科や美容皮膚科では、施術を行うだけでなく、診療に関連した化粧品などの販売も行える仕組みです。これは、自由診療であるからこそできることで、一般的な病院とは異なり、サービス提供の制限もありません。

美容外科や美容皮膚科は、健康上の理由から訪れる場所ではなく、美容を目的に訪れる場所です。健康な状態まで回復させることが目的ではなく、患者を満足させることが最終的なゴールとなります。

このような理由から、多くの美容クリニックでは、ドクターズコスメなどの商品を数多く取り扱っており、貴重な収益の一部になっています。看護師に対してインセンティブ制度を設けているクリニックも多く、売上に貢献した看護師には給料に上乗せして支払われる仕組みです。

インセンティブとは、基本給とは別のボーナスのような制度です。売上目標を達成できたら報酬となる場合や、販売した数に応じて報酬となる場合、指名された看護師に報酬を与える場合など、制度の詳細はクリニックによって異なります。

理由3.指名をもらえば「指名料」が入るから

クリニックによっては、看護師の指名制度を設けていることがあります。クリニックに訪れる患者が安心して相談できたり、気持ち良く治療を受けられたりするためです。

指名制度があるクリニックでは、先ほど紹介したように指名に対してインセンティブ制度を設けている場合があります。指名数が多い人気看護師になれば、年収も高くなるといえます。

もちろん、ただ働いているだけでは指名されないので、指名される看護師になるための努力は必要です。

的確なヒアリングやわかりやすいアドバイス、気持ちの良い接客など、美容の知識だけでなくコミュニケーションスキルを磨くように努力しましょう。

ノルマはきつい?美容クリニックの目標について

美容看護師の仕事は、患者の看護だけでなく、美容関連商品の販売も含まれます。ここで、心配されることのひとつにノルマの有無があります。
美容クリニックでは「この数値を達成しなければならない」といったノルマではなく、目標達成に対するインセンティブ、いわゆるボーナスが設定されていることがほとんどです。

美容クリニックで設けられている目標について紹介します。

目標は主に「売上目標」と「販売目標」の2種類

インセンティブを設けているクリニックでは、以下の目標が設定されていることがあります。

売上目標

売上目標は、契約した施術や治療の合計金額を基準に設定される目標です。とくに、施術内容は、看護師の提案次第で大きく変わることもあるため、美容看護師としてのスキルが試されます。

カウンセリングで患者の悩みを聞き出し、それに合わせて患者が納得できる施術を提案することになるため、傾聴力や提案力の見せどころとなるでしょう。

販売目標

販売目標は、化粧品や美容機器の販売数に対して設定される目標です。こちらも、カウンセリングでの提案力が売上につながるといえます。

とくに、化粧品などは上手く提案できればリピーターにもつながるため、安定して目標を達成させるためにも、知識をしっかりと身につけ提案していく必要があるでしょう。

美容クリニックは店舗全体の売上目標を設けていることが多い

売上目標と一口にいっても「個人売上目標あり」「店舗全体の売上目標あり」「売上目標なし」の3つのパターンに分けられます。

近年の美容クリニックでは、クリニックやチーム全体の目標を設定して、平等にインセンティブを受け取れるところが増えています。

全員で目標を達成する仕組みにすることで、クリニック内でのお客様の取り合いを避けるためです。

また、大手のクリニックでは看護師それぞれの業務範囲がある程度決められており、看護師の裁量で動けないこともあります。

とはいえ、アートメイクなど看護師の技量が問われる美容クリニックでは、個人の売上目標に対してインセンティブがつくことがあります。

売上目標がないクリニックでは、インセンティブがつかないため、給料が低く感じる可能性もあります。少しでも多くの年収を稼げるクリニックで働きたいなら、売上目標のあるクリニックを選ぶことをおすすめします。

看護師が高収入を目指すなら「美容看護師」がおすすめ

看護師で高収入を目指すのであれば、美容看護師がおすすめです。収入面だけでなく、看護師資格を活かして美容関連の仕事がしたい方や、接客やカウンセリングが得意な方にもおすすめできます。

美容看護師になるには、一般的な求人からでも募集していますが、人材紹介サイト経由から応募すれば、クリニックの詳細まで知ることができ、転職失敗のリスクを減らすことが可能です。

美容看護師を検討している場合は、全国対応の美容医療業界専門サイト「ビナラボ」をご活用ください。優良な美容クリニックの求人紹介のほかにも、美容クリニックで施術を体験するイベントの開催などを行っています。

美容医療業界に特化した人材紹介サイトなので、きめ細やかなサポートが可能です。また、ビナラボは、東京都内の美容外科と美容皮膚科クリニックの経営に携わっています。

経営に携わっていることで、多くの美容看護師と関わり、育成してきた経験をもとにアドバイスできる仕組みを構築しています。

少しでも興味があるなら、まずは無料相談にお申し込みください。しっかりとご希望をお聞きし、誠心誠意サポートさせていただきます。

まとめ

美容看護師は、一般的な病院の看護師と比べ年収が高いです。今よりも年収を上げたい人はもちろん、美容に興味がある人や患者の悩みに寄り添い解決していきたい人、コミュニケーションスキルを活かせる場所で働きたい人は、美容看護師への転職も選択肢のひとつに入れてみてください。