美容外科看護師の仕事内容とメリット|転職前に知っておくべき3つのこと

美容外科は、医療行為を行う場所なのでもちろん看護師が常駐しています。美容外科の看護師の仕事は、一般の病棟の看護師の仕事とは異なるものが多いです。美容外科の看護師はどのような仕事をしているのでしょうか。今回は、美容外科の看護師の仕事内容について紹介します。

【美容外科の看護師】主な仕事内容

美容外科は目や鼻、輪郭などの手術を行うクリニックです。こうした美容外科の看護師の主な仕事内容としては、以下が挙げられます。

・カウンセリング
患者様の悩みやコンプレックスの聞き取り、施術の提案などを行います。

・受付や清掃
予約管理や院内清掃、医療機器の洗浄・滅菌などを行います。

・医師のサポート
医師による外科的手術のサポートを行います。

・施術
手術の介助や採血、手術に使う機器の操作などを行います。

・アフターケア
手術後の経過観察や患者様のアフターケアを行います。

【美容外科の看護師】1日の流れ

美容外科の診察や施術は、完全予約制で行うケースが多いです。そのため、急に施術が入ることがなく、1日の流れが大きく変わることはほとんどありません。ここからは、美容外科で働く看護師のスケジュールの例を見てみましょう。

9時30分:開院準備、予約 確認、 朝礼
10時:開院、カウンセリング、外来対応(抜糸のような手術後の患者様対応など)、手術介助 11時~13時:交代でお昼休憩
18時30分:片付け、翌日準備
19時:閉院

美容外科は、一般的な病院と違って12時~15時の長いお昼休憩がないところがほとんどです。開院してからずっと営業しているので、休憩は交代でとります。救急の外来や急患などもないため、1日の流れが崩れることはほとんどありません。

看護師として美容外科で働くメリットは3つ

美容外科の看護師として働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、看護師として美容外科で働くメリットを3つ紹介します。

病棟に比べて給料水準が高い

美容外科は自由診療なので、施術や商品の価格を自由に決められる特徴があります。そのため、クリニックの収益が看護師の給料にも反映されやすいです。通常の給料に報奨金や指名料などが加わるとさらに給料が高くなります。

美容外科の看護師は、通常の病院の看護師よりも給料水準が高く、平均月給は30~40万円程度が相場です。クリニックの患者様が増えれば増えるほど売上となるため、給料も上がっていきます。

退勤後の予定を立てやすい

美容外科では残業が発生することはありますが、病棟勤務に比べると平均残業時間は少ないところがほとんどです。患者様も予約制で受け付けているため、急患が入って労働時間が長くなるということもほとんどありません。

そのため、退勤後の予定が立てやすくワークライフバランスを保ちやすいというメリットがあります。オンとオフをはっきり分けたいという人にはぴったりです。

社員割が受けられる

美容外科では、福利厚生として社員割引制度を導入しているクリニックも多いです。社員割引制度を使って、新しい施術をお得に利用できたり、化粧品を安く購入できたりします。美容に興味関心がある人にはうれしいメリットです。

また、実際に施術や商品を試すことで、患者様への提案や説明がしやすくなります。実際に使用した看護師からの提案には説得力があるため、患者様も安心して施術を受けることができるのです。

美容外科で看護師として働く際の注意点

美容外科で看護師として働く際にはいくつかの注意点があります。ここでは、美容外科で看護師として働く上で知っておくべきことを解説します。

土日・祝日は休みを取りにくい

美容外科は、一般の病院とは異なり、サービス業の一面もあるため、土日祝日やお盆、年末年始は営業日となるところが大半です。むしろそうした日は繁忙期になるため、有給休暇を取得するのも難しくなります。そのため、土日や祝日が休みになっている家族や友人と休みが合わないことが多いです。

とはいえ、平日や祝日に休診日を設けているクリニックもあるので、休みにこだわりたい方は、休日がどのように取られているのかチェックするようにしましょう。

チームごとに売上目標が設定されることがある

美容外科では、一般の病棟に比べて売上を意識する傾向にあります。売上目標を達成するとインセンティブが発生し、給料が上がるメリットもあるのです。

一方で、売上目標がストレスに感じる人もいます。営業が苦手だという人は、売上を意識する雰囲気や患者様の接客などについていくことができなくなってしまうかもしれません。

看護スキルを高めることが難しい

美容外科は一般の病棟とは異なり、医療行為を行うことが少ないです。そのため、美容外科の看護師の仕事内容は、ほかの一般的な病棟では生かせないものが多いです。

同じ看護師であっても、身に付けているスキルや能力が異なるため、美容外科での経験が看護師の経歴として認められないこともあります。そうなると、美容看護師として勤めた後に一般の病院に転職したくても、それが叶わなくなってしまうおそれもあるのです。

今後のキャリアで、一般的な病棟への転職も視野に入れている場合は、美容外科の看護師になるのを慎重に検討したほうが良いでしょう。

美容外科の看護師に向いている人の特徴

美容外科の看護師にはどのような人が向いているのでしょうか。一般の病棟に勤務する看護師にはない素質が求められることもあります。ここでは、美容外科の看護師に向いている人の特徴を解説します。

先回りして行動するのが得意

手術介助の際には、医師の動きを見て先回りして行動するスキルが求められます。
医師がなにをして欲しいか、次になにをするべきかを考えて行動することにより、医師が業務をスムーズに進めることができます。

先回りをしてテキパキ行動することが得意な人は、美容外科の看護師に向いているといえるでしょう。

手術介助のような外科の業務内容に抵抗のない人

美容外科では、当然外科系の業務があります。外科系の業務では、血 を目にする機会を避けることはできません。そのため、血や手術介助に抵抗のある人は、向いてないといえるでしょう。医師のサポートがしっかりできることが大前提なので、手術介助が問題なく行えることが必須です。

積極性のある人

美容皮膚科に比べると、職場の雰囲気がハキハキしているため、積極性のある人の方が向いているといえます。自ら進んで業務をこなし、わからないことがあれば積極的に教えを請う姿勢も大切です。

積極性のある人は、成長のスピードも速く、さまざまな業務を任せてもらうチャンスがあるので、美容外科の看護師としてスキルアップも目指せるでしょう。

美容外科の看護師になるなら「ビナラボ」がおすすめ

美容外科の看護師求人は数が少なく、競争率が高くなりやすい特徴があります。求人が出たらすぐに応募ができるように、履歴書や面接対策をしておく必要があります。

美容外科の看護師への転職方法には、病院のHPから直接応募したり、転職サイトや人材紹介サイトを利用したりするなどの方法があります。

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無料相談も行っているので、美容外科への転職に興味を持っている看護師の方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

同じ看護師であっても、美容外科と一般の病院の看護師では業務内容や働き方がまったく違います。

美容外科の看護師への転職を考えている人は、美容業界に特化した人材紹介サイト「ビナラボ」の利用をご検討ください。