美容看護師の離職率は?自分に合うクリニック探しのポイントを紹介!

夜勤がない、人の生死にかかわる看護がないなどの理由から人気の美容看護師ですが、長く働き続けられるのかどうかが気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、美容看護師の離職率や主な退職理由などについて解説します。美容看護師として長く働くために知っておきたい、自分に合う美容クリニックの選び方も紹介しますので、ぜひご覧ください。

美容看護師の離職率はどのくらい?

美容看護師の離職率は、約20~30%といわれています。看護師の職場は離職率が高めで、美容看護師の離職率が特別高いというわけではありません。

また、本人の意思で離職したのではなく、試用期間中に契約解除になるケースも含まれているため、離職率が高いと感じる方もいるのではないでしょうか。

美容看護師を辞める人の退職理由とは

なぜ美容看護師を辞める人がいるのでしょうか。ここでは、美容看護師の主な退職理由を紹介します。

クレーム対応が嫌

美容クリニックの施術の多くは自由診療なため、設定価格が高めの施設も少なくありません。

また、キレイになりたいという思いが強い患者様が来るので、施術の内容や仕上がり、スタッフのスキルなどに満足できないとクレームが入ることもあります。

ときには理不尽なクレームもあり、対応に疲弊してしまい美容看護師を辞職してしまうケースもあります。

人間関係がうまくいかない

美容クリニックでは指名制度によって給料に反映されることが多く、患者様からの指名をもらうためにスタッフ同士がライバルになって対立してしまい、人間関係の問題が起こることもあります。

看護スキルを忘れてしまいそうで心配

美容クリニックは、病棟での看護と業務内容が大きく異なります。一般的な病院に戻る際に、美容クリニックでのキャリアが評価されないことがあるほどです。

接客やカウンセリングをしたり、施術をしたりと、サービス業に近いといえるでしょう。そのため、看護スキルを忘れそうだと不安になって美容看護師を辞める人がいます。

土日に休めないのがつらい

美容クリニックの多くは土日も営業しており、来院数が多めです。そのため、美容看護師は土日に休みが取りにくくなります。

土日に休みが取れないと、家族と友人などと予定が合わせにくいという理由で、美容看護師を辞める人もいます。

営業をストレスに感じる

美容クリニックによっては、看護師が美容メニューの提案やドクターズコスメなどのおすすめをしなくてはなりません。そうした営業をしなくてはならないことにストレスを感じで、美容看護師を辞める人もいます。

美容クリニックの多くは売上目標が設定されているため、営業活動が欠かせません。売上を意識することが苦手な人にとっては、プレッシャーを感じてしまいやすいでしょう。

好きだからこそ疲労してしまうことも

普段から美容に関心が高く、美容医療の施術を受けるのも好きだけど「仕事にすると違和感がある」という方も多くいます。好きなことを仕事にするのは、モチベーションのアップになったり、やりがいを感じられたりするでしょう。一方で、趣味と仕事のオンとオフができなくなり、疲労してしまうこともあります。

このように、好きな美容関連に転職したものの、ネガティブな方向に作用してしまい離職を考えるケースも少なくありません。

美容看護師として働き続けるには年齢制限があるの?

美容看護師として働くことに年齢制限はありません。しかし、「美」を提供する職場であるため、スタッフは20~30代が多めです。

そのため、明確な年齢制限が定められておらず、とくに職場に不満を抱いていなくても、数年美容看護師として働いたら転職する人が多くいます。

人によっては40代くらいになったらマネージャーや経営側になるなど、新たなステップに踏み出すこともあります。

長く働きたい!自分に合う美容クリニックを選ぶには

美容看護師の主な退職理由は、美容に興味が持てない、クレーム対応や人間関係のトラブルがつらいといったことです。

こうした理由で退職するのを防ぐためには、自分に合った職場を選ぶ必要があります。しかし、どうすれば自分に合う職場が見つかるのでしょうか。

事前に自分で情報収集しておく

自分に合う職場を選ぶための重要なポイントが、事前の情報収集です。クリニックや医師の評判、給与や休日、複利厚生などの待遇面、ノルマの有無、研修内容などを調べておきましょう。

美容クリニックの公式サイトを確認し、患者様の目線に立った情報提供ができているかをチェックすることも大切です。

実際に足を運んでみる

自分に合う職場を見つけたいなら、自分で足を運んでみるのもおすすめです。自分が患者として施術を受けたり、職場見学をさせてもらったりすると良いでしょう。

そうすれば、職場内の雰囲気や人間関係、忙しさなどがわかるため、自分に合う職場かどうかを判断しやすくなります。

看護スキルを重視するなら保険診療もしているクリニックにする

美容看護師を目指してはいるものの、看護スキルも生かしたいという人もいるでしょう。そのような人は、保険診療も行っている美容クリニックを選ぶのがおすすめです。

保険診療にも対応している職場であれば、病棟の看護師のような業務も発生するため、看護スキルを維持しやすくなります。

また、保険診療を行うクリニックは患者様の年齢層が幅広いので、看護師の年齢が重視されにくいのもメリットです。年齢的な理由で美容看護師を目指すか悩んでいるなら、保険診療を行うクリニックも視野に入れてみましょう。

転職サイトのアドバイザーに相談する

自分に合う職場を見つけるには、情報収集が欠かせません。しかし、個人で得られる情報は表面的なものが多く、内情までは判断できないことがあります。

転職サイトのアドバイザーなら、たくさんの美容クリニックの情報をもっているため、アドバイザーに相談すれば自分に合う職場を見つけやすくなるでしょう。希望の条件やスキル、経験などから、ぴったりの職場を紹介してもらうこともできます。

サービスが充実している転職サイトなら、履歴書の作成を手伝ってもらったり、面接の練習をしたりすることも可能です。

どの転職サイトを利用するか迷ったら、ぜひ全国対応の美容医療業界専門の人材紹介サイト美容看護師(ナース)専門の転職サイト「ビナラボ」をご利用ください。

ビナラボでは求職者様の希望条件やスキルなどに合う職場探しをお手伝いするだけでなく、キャリア形成やなりたい姿の実現までサポートしています。

美容クリニックでの施術体験イベントなども開催しているため、美容看護師が向いているかどうかも判断しやすくなるでしょう。専門のアドバイザーによる無料相談も行っていますので、電話・メールからお気軽にお問い合わせください。

まとめ

美容看護師の離職率は高めですが、看護師全体の離職率と比べると、美容看護師の離職率が特別高いというわけではありません。とはいえ、人間関係やクレーム対応へのストレスなどを理由に、美容看護師を辞める人がいるのは事実です。

美容看護師として長く働きたいのであれば、まずは自分が美容に興味があるのかどうかをよく考えてみましょう。事前の情報収集を徹底し、自分に合う美容クリニックを選ぶことも大切です。

自分で判断するのが難しい、情報を集めきれないと感じたときは、転職サイトのアドバイザーに相談することも検討してみましょう。