美容クリニックの面接を受ける際、クリニックの特性を踏まえた上で服装を考えることが重要です。今回は、美容クリニックの面接の際に心がけたい服装について、詳しく解説します。面接を無事に乗り切り、採用につなげたい方は、ぜひ参考にしてください。
美容クリニックの面接での服装のポイント
社会人としての常識を反映した清潔感のある服装をする
面接は短い時間の中で、採用の合否が決まります。服装は、面接希望者の人柄および仕事に対する姿勢を示すものであり、採用の合否に大きく関わってくるものです。
服装に指定がない場合であってもラフな格好で行くと、面接官に対してあまり良い印象をもたれません。
面接を受ける際には、面接にふさわしい清潔感のある服装を選びましょう。そうすることで、社会人としての常識をもっていることが示せます。
外見をきちんと整えて美意識の高さをアピールする
美容クリニックは、患者様に美を提供する場です。クリニックで働く看護師やスタッフにも、高い美意識が求められます。看護師やスタッフに美意識が足りないと、美容クリニック自体の美容に対する品位や姿勢が問われるためです。
美意識の高さをアピールするには、服装を整えて外見に気を遣うことが大切です。とはいえ、派手にするのではなく、清潔感を意識するなどして、個性を前面に押し出すようにしましょう。
美容クリニックの面接における服装や身だしなみのマナーとは
上下スーツを着用する
面接に臨む際は、必ず上下スーツを着用しましょう。スーツを着ていると、マイナスイメージをもたれる可能性はほとんどありません。
スーツの色は、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。リクルートスーツでも問題はありませんが、社会人経験が長い人は面接で違和感を持たれる可能性があります。
人によっては、黒のスーツを着ると暗い印象になる場合もあるため、購入時に鏡でチェックするなどして自分に合うかどうかを必ず確認してください。
高級なスーツでなくとも、体型に合っていて清潔感があれば問題ありません。必ず試着したうえで購入するようにしましょう。
インナーは白が望ましい
ジャケットの下に着るインナーは、白がおすすめです。清潔感があり顔色を明るく見せてくれるため、ジャケットの色味を選びません。白以外では、ピンクや水色などの淡い色も良いでしょう。
インナーの種類は、ブラウス・カットソー・シャツなど、どれを選んでも問題ありません。襟付きのインナーはフォーマルな印象を与えられるほか、首回りがすっきりしたインナーは元気なイメージとなります。ただし、インナーは必ず無地の長袖を選びましょう。
アクセサリーは最小限にする
美容クリニックは、美を提供する場とはいえ医療現場のひとつです。場をわきまえ、華やかさをアピールするためのアクセサリーは必要ありません。美容クリニックによって、アクセサリーの決まりが定められていますが、一例として揺れるピアスは禁止としているところがあります。
どうしてもアクセサリーをつけたい場合は、細めのネックレスや小さめのピアスを選ぶなどして、最小限に抑えましょう。
カバンや靴はフォーマルなものを選ぶ
カバンや靴は、カジュアルなものは厳禁です。スーツに合わせて、フォーマルなものを選びましょう。
カバンのサイズは、A4の書類が入る大きさを選び、面接中に邪魔にならないよう椅子の横で自立できるタイプがおすすめです。色は黒を基調とした、シンプルなものが無難です。
靴は、基本的に黒を選び、3cm~6cm程度の細過ぎないヒールがベストです。ストラップは、あるもの・ないものどちらでも問題ありませんが、つま先が出ているオープントゥのタイプは面接には不向きです。そして靴には必ず、無地のベージュのストッキングを合わせるようにしましょう。
ナチュラルメイクを心がける
美容クリニックの面接には、派手なメイクをするのではなく、ナチュラルメイクで臨みましょう。派手な厚化粧をしたり、反対にノーメイクで面接をしたりするのはマナー違反です。ベースメイクにこだわり、肌がきれいに見えるようにすると好印象をもたらせます。
アイラインやマスカラは控えめにし、アイシャドウはラメがついていないブラウン系・ベージュ系などを選びましょう。リップもツヤがあるものや濃い色は避け、落ち着いた印象を与えることが大切です。
落ち着いた髪色でまとめ髪にする
髪が長い人は、ひとつにまとめるようにしましょう。シンプルに縛るだけでなく、簡単なアレンジをしたまとめ髪でハーフアップするのも良いでしょう。
髪の毛の色は、ヘアカラーの7番の明るさまでにとどめるのが目安です。それ以上明るい場合は、落ち着いた色に染めておきましょう。
ネイルは自然な薄い色にする
美容クリニックの面接では、自然に見える薄い色のネイルであれば問題ありません。透明もしくは薄いピンク系で、肌なじみの良い色が面接に向いています。
個性を出したいからといって、ネイルアートを施すのは避けましょう。
気をつけよう!美容クリニックの面接ではこんな服装はNG!
美容クリニックの面接には、以下のような服装はNGです。社会人としての常識を疑われることにもつながりますので、選ぶときは十分注意しましょう。
・サイズが体型に合っていない
・シワがついている
・胸元が開いている
・スカートの丈が短い
・色や柄が派手
また、タバコや香水の匂いがついていると、相手に不快感を与えてしまうため、注意が必要です。
足元は、ヒールの高くない靴にストッキングを合わせるのが原則です。ストッキングを履かないままの素足であったり、ヒールが高い靴を履いたりするのも避けましょう。
そのほか、髪の毛が整っていないと、面接官に清潔感がない印象をもたらしてしまいます。髪の毛が傷んでいる場合は、面接前にきちんと手入れをして、きれいな髪の毛で面接当日を迎えましょう。
オンラインも増加中!Web面接での服装はどうしたら良い?
近年は、一般企業同様、美容クリニックでもWeb面接を実施するところが増えています。Web面接でも、服装のルールは対面の面接と変わりません。上下スーツを着用し、髪型やメイクをきちんと整えて面接に臨みましょう。
Web面接では、下半身が映らないといっても、気を抜いてはいけません。ふとした拍子に立ち上がったりカメラが動いたりしたときに、下半身が写り込んでしまう可能性があります。画面越しのWeb面接では、画面に映る印象が全てを左右しますので、身なりに気をつけることが大切です。
カメラと光の角度によっては、逆光になってしまうと顔が暗く写ってしまうこともあります。
また、スーツの色によっても、顔が黒く見える場合もあります。
背景でも顔の写りや印象が大きく異なるため、白い壁を選びましょう。顔が明るく見え、印象アップにつながります。
Web面接をする際は、相手からどのように見えるかという点に十分注意しながら、画面の明るさやカメラの角度などを事前にきちんとチェックしておきましょう。
まとめ
美容看護師の転職では、社会人としてのマナーを踏まえた上で、清潔感を意識した服装が求められます。美を提供する場で働くことになるため、面接に挑む際は自分の身だしなみがしっかり整っているか、入念にチェックするようにしましょう。
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