看護師の転職先探しは?自分で探す方法と転職サイトを使う5つのメリット

看護師が自分で転職先を探すには、いくつか方法があります。この記事では、おすすめの転職先探しの方法や、注意点について解説していきます。

看護師の転職先を自分で探す4つの方法

看護師が転職先を見つける方法にはさまざまあります。代表的なのが、求人サイトの利用、直接応募、ハローワーク、ナースセンターです。それぞれの方法を見ていきましょう。

1.転職サイトを利用する

まずは、転職サイトを利用する方法です。転職サイトには多くの求人情報が掲載されているため、複数の企業を比較できます。

自分のペースで求人を見て転職先を探すことができるのもメリットのひとつです。

ただし、サイトによって質が変わってくるほか、それぞれ得意としている分野が異なる点に注意が必要です。求人情報の見極めが難しかったり、転職に関するサポートを受けられなかったりすることから、転職経験者向けの方法といえます。

2.メール・電話で直接応募する

気になる病院にメールや電話で直接問い合わせして応募する方法もあります。急な欠員で求人情報を出していないケースもありますので、病院が人材を必要としていれば採用される可能性があります。

また、ほかの方法と比べて採用コストが少なく済みます。そのため、採用までが比較的早く、採用率が高くなることもあります。

一方、情報収集は自力で進めなければなりません。複数の転職先と比較しづらく、転職のアドバイスも受けられないことはデメリットといえるでしょう。

以上を踏まえると、直接応募は働きたい病院が決まっている人や明確な人向けの方法です。

3.ハローワークで探す

ハローワークは、厚生労働省が全国の自治体に設置している公的機関です。地域密着の医療機関や行政機関を見つけやすく、看護師以外の求人も同時に探すことができます。

企業側は無料で求人情報をハローワークに掲載できるため、採用資金に余裕のない企業や病院の掲載も多いです。そのため、条件があまり良くない求人が掲載されていることもあります。

また、ハローワークは平日17時までの営業です。転職サポートは充実していないため、働きながら求人に応募するのはなかなか難しいです。復職先を探しているなど時間に余裕がある人向けの方法です。

4.ナースセンターで探す

ナースセンターは、各都道府県の看護協会が運営する職業紹介事業です。無料で利用でき、インターネットからでも求人を探せます。職員の多くが看護師であるため、転職の悩みに共感してもらいやすいのもポイントです。

しかし、専門的な転職サポートは期待できません。転職サイトやハローワークと比べると求人数が少ないため、希望に合った病院が見つからない可能性もあります。

ほかの方法と併用して活用するのがおすすめです。

看護師専門の転職サイトを利用する5つのメリット

自分で看護師の求人を見つける方法をいくつか紹介しましたが、看護師の向けの求人を探すなら、看護師専門の転職サイトがおすすめです。看護師専門の転職サイトでは次のような5つのメリットがあります。

1.アドバイザーに相談できる

まず、転職のプロで知見が深いアドバイザーに相談ができることです。対面、もしくはWeb上で面談をし、今後のキャリアについて相談ができます。

自分以外の第三者の意見を聞くことで視野が広がりますし、さまざまな選択肢から自分に合った転職先を探すのにも役立つでしょう。応募書類の書き方に関しても、アドバイスをもらうことも可能です。転職活動が初めての方でも、不安を払拭しながら進めることができます。

2.自分に合った転職先を見つけやすい

自分に合った転職先を見つけやすいのも看護師専門の転職サイトのメリットです。看護業界に特化した求人を取り扱っているため、希望の職種や条件に合った職場を見つけやすいです。

また、一般には公開されていない非公開求人もあるため、好条件の求人を見つけることもできます。

独自の情報を含め、アドバイザーが個々の条件に合った転職先の紹介をしてくれます。検索の手間が省けて、効率良く求人を見つけることができるでしょう。

3.応募先の内部情報を聞ける

看護師専門の転職サイトでは、気になる職場の内部事情も聞けます。アドバイザーが直接職場に訪問したり、ヒアリングしたりするため、求人情報には掲載されていない独自の情報を得ていることが多いです。

雇用条件はもちろん、職場の雰囲気や残業の実態など、リアルな情報を知ることができます。自分で情報収集をするにしても限界がありますので、看護師専門の転職サイトを活用すれば、効率良く応募先の情報を集められます。

転職前に十分な情報を集めておくことで、転職後のミスマッチを防ぐこともできるでしょう。

4.面接対策をしてくれる

転職サイトを利用すれば、面接対策もできます。応募先が求めている人材や具体的な情報を知っているため、質の高いフィードバックをもらえます。

模擬面接を実施してもらえば、話し方や姿勢などの細かな面も修正することが可能です。

5.病院とのやり取りを任せられる

転職サイトを利用すれば、転職に必要な手続きをすべてアドバイザーが代行してくれます。病院への応募や面接の日程調整、採用担当者への連絡まですべて行ってくれます。

複数の病院に応募している場合、並行してスケジューリングを行うのは大変です。転職サイトを利用すれば、転職先探しや自己分析に専念できるようになるでしょう。仕事をしながら転職先を探している看護師にも向いています。

看護師の転職先を自分で探すときの注意点

看護師の転職先を自分で探すこともできますが、注意点もあります。転職に失敗しないために押さえておきたい3つのポイントを見ていきましょう。

転職理由を明確にしておく

まず、転職の理由を明確に持ちましょう。どのような目的で転職したいと思ったのかを言語化することで、希望する職場への志望理由も明確になります。

転職活動に移る前に、転職したい理由やキャリアプランを紙に書き出して整理しておくことをおすすめします。しかし、完璧に条件がそろっている職場はなかなか見つからないものです。求める条件や妥協点も書き出しておくとスムーズに転職先を見つけられるでしょう。

ホームページやSNSをチェックする

求人情報だけでは、十分な情報が得られないおそれがあります。ホームページやSNSなどもチェックして、職場の雰囲気を確認しておきましょう。

それでも必要な情報が得られない場合は、転職エージェントのアドバイザーに相談するのもひとつの手です。

複数の可能性から考えてみる

看護師の職場は病院だけではありません。病院のほか、クリニックや介護施設、保育園、製薬会社、美容クリニックなど、選択肢は幅広いです。

経験のある職場にこだわるのではなく、別の選択肢も検討してみると視野が広がるでしょう。看護師転職サイトのほか、興味のある分野に特化した転職サイトへの登録もおすすめです。

美容系に興味がある方は、美容医療業界に特化した転職サイト美容看護師(ナース)専門の転職サイト「ビナラボ」の活用がおすすめです。美容看護師向けの求人を多数扱っており、美容業界に精通したアドバイザーに無料で相談できます。

まとめ

看護師として働きながら自分で転職先を見つけるのは、時間的な制約もあり、なかなか難しい面もあります。効率良く転職先を探したいなら、看護師専門の転職サイトを活用しましょう。興味があれば、特定のジャンルに特化した看護師専門の転職サイトもおすすめです。