「転職で失敗したらどうしよう・・」と不安を感じている看護師の方は多いのではないでしょうか。
この記事では、看護師の転職で見られる後悔と転職で後悔しやすい人の特徴、転職で後悔しないためのコツを紹介します。
看護師が転職して後悔していることは?
看護師の転職ではどのような後悔をする人が多いのでしょうか。看護師が転職して後悔する理由を5つ紹介します。
給料が下がった
看護師の転職の後悔のひとつが給料です。基本給が高いからと転職したもののボーナスが思ったよりも低く収入が大幅に減ったり、入職前によく確認せず諸手当が付かないことで給料が減ったりすることがあります。
そのほか、転職初年度については、賞与の対象から外れる期間があることも念頭に置いておかなくてはなりません。賞与算定期間が短いためにボーナスが少なかったり、試用期間中は給料が低かったりで、年収が下がることがあります。
仕事内容に不満がある
仕事内容も看護師が転職で後悔する理由のひとつです。例えば、以前の職場よりもマニュアルが整備されていなかったり、看護体制に疑問をもったりして後悔することもあります。
また、医師と看護師の関係も重要です。風通しが悪く医師と看護師の関係が良くない職場だと、仕事がやりづらいと感じることもあります。
求人内容と実際の待遇に差がある
求人情報で掲載されていた条件と、実際の勤務状況や待遇に差があり転職を後悔するケースもあります。
例えば、残業はないと聞いていたものの残業なしでは終わらない仕事量であったり、人手不足のため求人情報にない仕事を任されたり、といったケースです。
教育環境や福利厚生が充実していない
職場の教育環境や福利厚生も、転職を後悔する理由になりやすいです。例えば、教育環境に関しては、マニュアルや内部環境が不十分で、個々のやり方がまかりとおってしまっている職場だと不満を抱きやすくなります。
また、産休・育休などの制度が取得しづらいことも、後悔しやすい部分です。産休・育休制度を取得できないと、出産にあたって体に負担がかかりやすくなり、子育てとの両立が難しくなるでしょう。
職場の人間関係が悪い
人間関係も看護師が転職で後悔する理由として挙げられます。例えば、人間関係のトラブルで転職したものの新しい職場になじめなかった、チームワークの連携が不十分である、無視をされたなどです。
看護師やスタッフの入れ替わりが激しい職場では、直接的な人間関係の影響がなくても、休みがとりにくいなどの問題が生じることもあります。
看護師の転職で後悔しやすい人の特徴
看護師が転職で後悔する理由をいくつか紹介しましたが、後悔しやすい人には共通点があります。期待をもって転職したものの、なぜ後悔してしまうのでしょうか。看護師の転職で後悔しやすい人の特徴3つを紹介します。
焦って転職先を選んでしまう
焦って転職先を決めてしまう人の中には、今の職場をすぐに辞めたいと焦る気持ちが先行してしまう人も多いです。気持ちに余裕がない状態で転職活動をすると、どうしても視野が狭くなってしまいます。
視野が狭まった状態で、かつ時間に追われながら転職先を決めると失敗しやすいです。現状を変えたいと転職を決めたものの、似たような職場を転職先に選んでしまう可能性もあります。
看護師が転職後にすぐ辞めるリスクについては、以下の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
看護師が転職後すぐ辞めるリスクとは?繰り返さないために必要なこと
求人情報や条件のリサーチが足りない
転職先の情報が少ない状態で転職を決めてしまうと、実際の仕事内容や待遇にギャップを感じやすいです。入職前に聞いていた内容と実際の労働条件に違いがありすぎて、転職を後悔することもあります。
求人広告などには業務内容や給料などの情報が記載されていますが、十分な内容とは限りません。実際の業務内容や給与の内訳、詳細な終業時間のほか、手当の有無や職場の雰囲気など、求人情報だけではわからない情報も集めておく必要があります。
転職する目的がはっきりしていない
転職の目的が明確化されていなかったり、自己分析が不十分であったりすると転職で後悔しやすいです。後悔しやすい人は、希望条件を具体的に説明できないことが多く見られます。
転職の軸がしっかりしていない状態で転職をはじめても、求人情報を比較検討できないため、自分に合った転職先を見つけづらく後悔しやすいのです。
病棟以外で看護師の資格を生かせる転職先4選
転職で後悔する原因として、転職先の情報を十分に入手していなかったことや転職の目的を明確化していなかったことが挙げられます。
しかし、転職先が自分のライフスタイルとマッチしていないことも、後悔する原因のひとつとして考えられるでしょう。
ここでは、病棟以外で看護師の資格を生かせる転職先を4つ紹介します。
美容クリニック
美容クリニックは、美容を目的に医療行為を行うところで、医師や看護師などの医療に精通した人材が求められます。年収が高い傾向にあることから、看護師の転職先として人気が高いです。
美容クリニックの種類としては、外科治療をともなう美容外科、レーザー治療などを行う美容皮膚科、レーザーを使用した医療脱毛などがあります。
保育園・幼稚園
看護師の資格は、保育園や幼稚園でも活躍します。保育園や幼稚園での看護師の主な仕事は、子どもの健康管理、ケガの応急処置、感染症予防などの衛生管理です。
夜勤がなく残業が少ないため、ワークライフバランスを保ちやすいですが、常勤と非常勤との給与差が大きい点があります。また、ほかの転職先と比べると給与が低く、保育士の手伝いが発生する点にも注意が必要です。
訪問看護
訪問看護でも看護師は必要とされています。主な仕事は、利用者の健康管理、服薬管理、生活支援、医師の指示の下での点滴や注射などの医療処置です。
夜勤はありませんが、オンコール対応が必要な職場となります。給与に関しては、看護師全体の平均月収とほとんど同程度です。
企業の医務室
一般の企業において、産業看護師として働く方法もあります。産業看護師の仕事は、主に従業員の健康管理やメンタルカウンセリングなどです。
基本的に夜勤はありません。ただし、病棟の看護師とは異なり企業の従業員として雇用されることから、勤務先によって給与に大きな差があります。
後悔しない!看護師の転職を成功させるコツ
看護師の転職先は病棟以外にもあることを紹介しました。病棟での転職に不安があるなら、病棟以外で検討すると良いです。
しかし、病棟以外で転職先を決めても、準備が不十分だと転職を後悔することもあります。ここでは、看護師が転職に成功するための4つのポイントを見ていきましょう。
気になる職場の情報をしっかり集める
転職後に後悔しないためにも、まずは求人情報の内容を正しく読み込みましょう。求人情報以外では、ホームページやSNS、口コミなども参考になります。
わからないことや不安な点があれば、口コミやその職場に詳しい人に相談するなど、内部情報も積極的に確認してみると良いです。
実際の職場の様子を見学する
職場の雰囲気やスタッフの対応力は、求人情報や口コミだけでは十分に拾えない部分です。患者として実際に訪れたり、職場見学の希望を申し出たり、実際に自分の目で確かめて見極めることをおすすめします。
ただし、施設によっては職場見学ができないところもあるため、事前に確認すると良いでしょう。
なりたい自分をイメージする
ぼんやりとしたイメージで転職を決めてしまうと、転職後のギャップが大きいと感じてしまいます。
転職前に、「マイペースに働きたい」「収入をアップさせたい」「スキルアップをしたい」など、転職の目的や転職後のイメージを固めておきましょう。5年後の自分をイメージして実現に向けた目標を明確にすることが大切です。
人材紹介サイトを利用する
今の職場で働きつつ転職活動をするのは、時間も限られるので、スムーズに進めることが難しいです。転職に役立つ情報を効率良く収集して自分に合った転職先を見つけるには、プロのサポートを活用しましょう。
人材紹介サイトなら、転職のアドバイスを受けられたり、履歴書の添削や交渉を依頼したりなど、トータルでサポートを受けられます。
美容クリニックの求人を探すなら、美容医療業界の人材紹介サイト「ビナラボ」をご活用ください。美容業界に精通したアドバイザーが転職のサポートをいたします。無料相談も行っているため、興味がある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
看護師が転職で後悔しないためには、しっかり準備をしておくことが大切です。まずは転職の軸を明確にした上で、希望の条件に合った職場を探すようにしましょう。