美容看護師にふさわしい髪型とは?OK例・NG例をまとめて紹介!

一般病棟の看護師は、髪型もきっちりした「まとめ髪」が基本ですが、美容看護師であれば、自分の好きなおしゃれを楽しめるのでは、と考える人もいるかもしれません。また、美容看護師への転職を検討している人の中には、面接時の髪形をどうすれば良いのか、悩む人もいるでしょう。

そこで今回は、美容看護師の髪型に対する考え方、おすすめのヘアスタイル、やってはいけない髪型、メイク関係のポイントについて解説していきます。

美容看護師の髪型は「清潔感」と「機能性」を重視しよう!

一般病棟で働く看護師よりも、美容看護師の髪形の方が規制のゆるいところが多くありますが、なかにはきっちりしたお団子ヘアに定めているところもあり、クリニックによってさまざまです。

ただし、「清潔感」や「機能性」などは一般病棟も美容クリニックも関係なく共通しています。特に、看護師にとって清潔感はとても大事な要素です。美容クリニックといえども、患者様に不快感をあたえるような身だしなみではいけません。

また、動く度に顔に髪の毛がかかるような髪型では視界が遮られ、業務の邪魔になります。髪の毛をかき上げるなど、髪に直接触れる行為は衛生上良くないので、TPOを考えた髪型にしておくのが大切です。

上述のとおり、身だしなみに細かな基準がないこともあります。そういったときは、先輩看護師の髪形に合わせるなど、クリニックの雰囲気やすでに働いている人を判断基準にすると間違いはありません。

美容看護師におすすめのヘアスタイル!

ここからは、美容看護師におすすめのヘアスタイルについて、項目別に詳細を解説していきます。

髪型・ヘアアレンジ

「前髪は目にかからない長さにする」「長い髪の毛は結ぶ」のが、美容看護師の髪形の基本です。髪型の長さは、肩に髪が届くかどうかを目安にすると良いでしょう。髪が肩につく際は、結んでまとめる必要があります。

後ろでひとつに結ぶポニーテールは最も基本的なアレンジです。万が一崩れた場合も、さっと簡単に手直ししやすいので楽に扱えます。華やかさを出したいときには、品があるデザインのバナナクリップやバンスクリップ、バレッタなどを使ってみましょう。

もっとおしゃれしたいという場合には、「くるりんぱ」でこなれ感を出したり、「三つ編み」にしたりするのもおすすめです。

クリニックやほかの美容看護師の雰囲気によっては、夜会巻きにチャレンジするのもありです。スタンダードなポニーテールよりも、すっきり・きっちり感を演出できます。髪の毛の長い方はポニーテールやひとつ結びより、夜会巻きの方が髪の毛のおさまりが良くなり、綺麗な印象を与えることができます。

ただし、夜会巻きはやり慣れていないと髪がぼさぼさになり、すっきりさやきっちり感が出ず逆効果になりかねません。夜会巻きへのチャレンジは、あらかじめ練習してからにしましょう。

ひとつ結びでも邪魔なときは、お団子結びにすると毛先も邪魔にならないのでおすすめです。サイドの毛やおくれ毛もしっかりまとめることで、より清潔感を出せます。

一方、結べるほどの長さがないショートヘアの場合は、ヘアピンで留めたりスプレーで固めたりして、顔に髪の毛がかからない工夫をしましょう。

面接では、ひとつ結びやお団子ヘアなど、無難なヘアスタイルがおすすめです。ポニーテールにするときは、位置が高くなりすぎないように注意が必要です。また、派手な髪飾りの使用なども避けましょう。

髪色

美容看護師として最もふさわしい髪色は、黒髪~落ち着いた茶色程度の色合いです。髪の明るさを表すレベルスケールでいうと、5~7トーンあたりであれば問題ありません。ただし、暗めのトーンであっても、根本がプリン状態になっていないかには注意が必要です。

また、クリニックによっては、カラーリング自体が禁止されている場合があるため注意が必要です。採用担当者や上司に、あらかじめ確認しておきましょう。

「どうしてもカラーリングできるクリニックで働きたい」という方は、求人を探す段階で調べたり質問したりすることをおすすめします。

美容看護師でNGな髪型とは?

大前提として、あきらかに清潔感に欠ける髪型は避けるようにしましょう。

髪していないは当然のごとくNGですが、たとえ清潔を保っていたとしても、寝癖がついたままの髪型は見た目の清潔感を損ない、見る人に不快感を与える要因です。

ロングヘアの方はさほど気にならないかもしれませんが、ショート~ミディアムの長さの方は、寝癖がつきやすいため要注意です。

鏡を正面から見ているだけでは気づかない可能性があるため、合わせ鏡で真後ろも確認するなど、しっかりと髪型を整えましょう。

髪が崩れないようにワックスやムース、スプレーを使うことは問題ではありませんが、つけ過ぎるのはNGです。つける量が多すぎると、油分でべたべたしたりガチガチに固まったりしてしまうので注意が必要です。

先術でもお伝えしたとおり、顔に髪の毛がかかる髪型もNGです。顔や体を動かす度に髪の毛が顔にかかってしまうような髪型では、こちらの表情も相手に伝わりにくくなるため、適切なコミュニケーションが取りづらくなります。

さらに、顔の見える範囲が狭くなると、暗い印象を与える原因にもなるため、美容看護師にふさわしいとは言い難いです。

そのため、業務中どのような動きを取っても、髪の毛が顔にかからないようなヘアアレンジをするようにしましょう。

そして、金髪などの明るすぎる髪型も、美容看護師の髪型としてはNGです。

髪が伸びてくると、根元の黒色とカラーリングした部分とのコントラストが悪目立ちし、だらしない印象を与えてしまいます。

ネイルやまつエクは?髪型以外の身だしなみについて

美容看護師が気を配るべき身だしなみは、髪型だけではありません。
ネイルやまつエク、メイクについても、守るべきラインを把握しておく必要があります。

ネイル

一般病院とは異なり、美容クリニックではネイルが認められているケースも多く見られます。ナチュラルな落ち着きのあるカラーリングで短めのジェルであれば、大半のクリニックではOKとされています。

ただし、ストーンなどのパーツ類をのせたり、長さ出しをしたりするのは、美容看護師としてふさわしくありません。爪の凹凸や長さによって、施術やケアに支障がおよぶリスクがあるため、避けるようにしましょう。

また、なかには細かい決まり事はなく、自由なネイルが認められているクリニックもあります。それでも、「不快感や不潔感を与えない」という基準のもとで、デザインを選ぶようにしましょう。

まつエク

看護師がまつエクをするのはNGというイメージが強い方もいるかもしれませんが、美容看護師であれば問題ないケースが多いです。

ですが、やはり華美な印象を与えるものや、不清潔なものもNGです。

本物のような自然な仕上がりにするためには、ミンクやセーブルの素材が良く、看護師にも人気がある素材といわれています。

太さは0.1mmや0.12mm程度に抑え、本数は60~100本程度にしておくと、ナチュラルな仕上がりになります。

メイク

美容看護師はある程度はメイクに気を遣う必要があり、逆にあまりに無頓着では注意を受けることがあります。なかには、すっぴんはNGとしているクリニックもあります。

髪型と同様、過度に手を入れると不快感を与えかねないため、透明感や清潔感のある、ナチュラルメイクがおすすめです。

美容看護師としてふさわしい出で立ちの基準を守れていれば、自分なりのメイクを楽しんでも問題ありません。

まとめ

美容看護師なら、ある程度身だしなみを自由にできます。髪型をはじめ、メイクやまつエク、ネイルも華美でだらしなくなければ、許容しており、中にはメイク必須のクリニックもあります。

美容クリニックの中にも、身だしなみの規定を設けているクリニックがありますが、一般病院から美容クリニックへ転職するなかで、制限が厳しくなるケースは基本的にはありません。

面接でも、実際に働く際に違和感のないような髪型で臨めば、不信感をあたえるような印象をもたれることはないでしょう。

美容看護師として働くことを検討されている方は、全国対応の美容医療業界専門の人材紹介サイトである「ビナラボ」をご利用ください。自分の条件に合う美容クリニックや美容外科を探すことができます。アドバイザーもついているため、安心です。お気軽にお問い合わせください。